時系列事象 [2024年1月~]
[10月]
-
2024/10/24 日本 5類移行1年間のコロナ感染死者数3万2千人
-
新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類となった2023年5月~24年4月の1年間で、死者数が計3万2576人に上ったことが24日、厚生労働省の人口動態統計で分かった。季節性インフルエンザの約15倍と格段に多く、大部分を高齢者が占める。
-
65歳以上が約97%だった。同時期のインフルエンザの死者数は2244人。
-
新型コロナは、ウイルスが次々と変異して高い感染力を持つ上、病原性はあまり低下せず、基礎疾患のある高齢者が感染して亡くなっているとみられる。
-
【9月】
-
2024年9月19日 日本 新型コロナ定期接種ワクチン5製品了承
-
新型コロナウイルスのワクチンの定期接種は、来月1日から始まります。
-
対象者は、65歳以上の高齢者と、60歳から64歳までの重症化リスクの高い人で、季節性インフルエンザと同様に原則、接種費用の一部自己負担が求められます。
-
定期接種の自己負担額は自治体によって異なりますが、最大でもおよそ7000円となるよう、国が接種1回当たり8300円を各地の自治体に助成します。
-
対象とならない人は任意接種となるため、原則、全額が自己負担となります。この定期接種で使用するワクチンについて、厚生労働省の分科会は19日、5つの製品を了承しました。
-
関連:新型コロナワクチン定期接種 5種類のうちレプリコンワクチンとは 効果や副反応 専門家の見方は 2024年10月3日 NHK
-
【8月】
-
2024年8月22日 米国 ファイザーとモデルナのコロナ改良ワクチン承認
-
米食品医薬品局(FDA)は22日、新型コロナウイルスワクチンの秋の接種に向け、ファイザー(PFE.N), opens new tabとモデルナ(MRNA.O), opens new tabの改良ワクチンを承認した。
-
両社の改良ワクチンは今年に入り流行していた変異株「KP.2」を対象としている。両社によると、数日中に全米で提供される見通し。
-
両社の改良ワクチンは生後6カ月以上の子どもと成人の接種が承認された。12歳未満は緊急使用の承認となる。
-
-
2024年8月6日 WHO パリ五輪で選手40人以上が感染
-
世界保健機関(WHO)は6日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)やその他の呼吸器疾患の検査で陽性となったパリ五輪(2024年7月26日~8月11日)の出場選手が40人以上に達したと発表した。
-
新型コロナはワクチン接種率が落ち込む中、世界中で再び感染が拡大している。WHOは、84か国のデータから陽性率が「ここ数週間で」上がっていると発表。パンデミック(世界的な大流行)を引き起こしたウイルスは今も流行しており、各国は対策を強化して、特にリスクの高い人々のワクチン接種を進める必要があると話している。
-
出典:パリ五輪、選手40人以上がコロナや呼吸器疾患で陽性 WHO 2024年08月07日17時07分配信 JIJI.COM
-
【7月】
-
2024年7月7日 日本 第11波入り
-
新型コロナの感染者が増え、これまでとは違う新たな変異株が登場し、今、「第11波」に入ったとも言われている。
-
感染性が高まって広がりやすい新変異株「KP.3」がはやっている。
-
沖縄の医療機関は危機的状況。
-
コロナに対する意識とか、感染予防対策に対する意識っていうのが下がった。そして、実際、自分の周りで起こっていることに対する意識とか、レーダーが下がっちゃったのかなと思います。コロナに対する無関心みたいなものが一因。
-
手洗は、非常に感染予防になる。
-
出典:熱中症と似た症状も…新型コロナ“新変異株”「KP.3」患者激増 感染力が高く、喉の痛みや発熱の症状 イット! 2024年7月16日 火曜 午後7:30 FNN プライムオンライン
-
-
2024年7月2日 日本 新型インフルエンザ等対策政府行動計画 全面改訂
-
1.平時の準備の充実
-
2.対策項目の拡充と横断的視点の設定
-
3.幅広い感染症に対応する対策の整理と柔軟かつ機動的な対策の切り替え
-
4.DXの推進
-
5.実効性確保のための取り組み
-
【6月】
-
2024/06/24 日本 塩野義製薬のCOVID19対応のワクチンの製造販売承認
-
塩野義製薬が創製した本ワクチンは、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質を有効成分とする組み換えタンパクワクチンです。これまで国内で、主にCOVID-19予防に使用されてきたmRNAワクチンとは異なるタイプであり、国内外で広く長きにわたり使用され、有効性や長期的な安全性が実証された技術に基づくものです。
-
承認取得後の供給は予定しておりません。
-
出典:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する起源株1価組み換えタンパクワクチン「コブゴーズ筋注」の国内製造販売承認取得について
-
-
2024年6月11日 米 新型コロナウイルス感染の「後遺症」の定義を発表
-
米科学・工学・医学アカデミーは11日、新型コロナウイルス感染の「後遺症」の定義を発表した。最初の症状から連続しているか、治った後に出たかは問わず、「一つ以上の臓器で慢性的な症状が3カ月以上続く状態」を指す。
-
政府の要請を受け科学者を代表する組織が検討した結果で、政策や医療、啓発などに広く使われる見込み。取りこぼされる患者が減るよう、包摂的な定義を目指した。
-
定義はが中核。症状は数百種類に及ぶとし、せきや倦怠感、集中力の低下のほか、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)相当などの例を示した。
-
また感染時に無症状や軽症だった人にも起きうること、年代や健康状態によらず誰にもみられることなども特徴に挙げた。
-
出典:米、コロナ後遺症に定義 「症状3カ月」共通化図る 2024.06.12 08:32 / 2024.06.12 11:11 更新 共同通信
-
【5月】
-
2024年5月24日 日本 塩野義製薬の新型コロナワクチンを正式承認
-
使用が了承されたのは塩野義製薬が開発した従来型の新型コロナウイルスに対応する、組み換えたんぱくワクチン。
-
国産のワクチンでは去年8月に、製薬大手の第一三共が開発したワクチンが国内の製薬会社が開発した中で初めて承認
-
ファイザーやモデルナ、アストラゼネカなど海外の製薬会社が開発したワクチンは、およそ1年後には実用化され、国内でも承認されて接種
-
-
北里大学の中山哲夫名誉教授は「新型コロナに対しては、すでに複数のワクチンが承認されているが、種類が増えることで今後の対策に役立つと期待できる。また、国産のmRNAワクチンも承認されていて、国内で複数の種類のワクチンを作る技術が確立したことは、今後、どのようなパンデミックが起きるか分からない中で重要なことだ」
-
【4月】
-
2024年4月9日 日本 「国立健康危機管理研究機構」来年4月に設立決定
-
厚生労働省は、新たな感染症の流行に備えた専門組織「国立健康危機管理研究機構」を来年4月に設立する方針を決定。
「国立感染症研究所」と「国立国際医療研究センター」を統合
-
平時から国内外の感染症の情報を収集し、厚生労働省などに定期的に報告
-
-
2024年4月1日 日本 新型コロナワクチン臨時接種・供用終了
-
新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省は1日、第一三共、米モデルナ、米ファイザー各社製のワクチン計約162万回分を廃棄すると発表した。予防接種法上の臨時接種が先月31日で終了したことに伴う措置。
-
出典:新型コロナワクチン廃棄へ 臨時接種終了、162万回分―厚労省 2024年04月01日18時11分 JIJI.COM
-
関連:ファイザー株式会社の新型コロナワクチン(オミクロンXBB.1.5 株対応1価ワクチン)の 供用終了について 令和6年4月01日 厚生労働省
-
関連:モデルナ・ジャパン株式会社の新型コロナワクチン(オミクロンXBB.1.5 株対応1価ワクチン)の 供用終了について 令和6年4月01日 厚生労働省
-
関連:第一三共株式会社の新型コロナワクチン(オミクロンXBB.1.5 株対応1価ワクチン)の 供用終了について 令和6年4月01日 厚生労働省
-
関連:コロナワクチン廃棄2億4千万回分 厚労省「無駄とは考えていない」 2024年4月15日 18時30分 朝日新聞デジタル
-
厚労省によると、ワクチン購入の契約量は約9億2840万回分。3月末時点の総接種回数は4億3619万回になるため、海外に供給した分などを除く、約2億4415万回分が廃棄の対象になるという。
-
ワクチン1回分の単価は契約上、明らかにしていないが、購入予算を契約数で割ると単価は2725円となり、廃棄分は概算で約6653億円になる。
-
-
[3月]
-
2024年3月31日 日本 新型コロナの厚生労働省専門家会合 解散
-
厚生労働省の専門家会合は、2020年2月以降、新型コロナウイルスの感染状況などの分析を担い、科学的な見地から国に助言してきましたが、新型コロナの患者などへの支援が今月末で終了するのにあわせて解散することとなりました。
-
「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリー・ボード」は、厚生労働省に対して専門的な助言を行うために新型コロナウイルスの感染が国内で広がりつつあった2020年2月に初めての会合が開かれました。
-
メンバーは、公衆衛生やウイルス学の専門家や感染症の医師などで、国立感染症研究所の脇田隆字所長が座長を務めました。これまで124回開かれ、感染が拡大していた時期には毎週のように開催されました。
-
座長務めた脇田氏「多くの提言 対策に役立ててもらえた」
尾身氏「コロナ禍で出た課題 平時から議論を」
-
-
2024年3月15日 日本 コロナワクチン1,500万回分廃棄の見込み
-
厚労省は、3月末までに使われなかったコロナワクチンを、有効期限内であっても速やかに廃棄するよう、都道府県などに求めている。国は昨年9月以降の接種分として、米ファイザーや米モデルナ、第一三共から計4640万回分を購入した。ただ、今月12日時点での接種者は、接種対象の22%にあたる約2800万人にとどまり、1500万回分以上が廃棄される見込みだ。
-
出典:コロナワクチン1500万回分廃棄へ、昨秋以降の接種は対象者の2割どまり 2024/03/16 05:00 読売新聞オンライン
-
-
2024年3月5日 日本 新型コロナ治療薬(飲み薬)ゾコーバ通常承認取得
-
塩野義製薬株式会社は、COVID-19治療薬「ゾコーバⓇ錠125mg」(一般名:エンシトレルビル フマル酸、以下「ゾコーバⓇ」または「本剤」)について、「SARS-CoV-2による感染症」の適応で日本において緊急承認を取得した後1、通常承認申請を実施し、本日付で通常承認を取得しましたのでお知らせいたします。
-
ゾコーバⓇの通常承認は、日本、韓国、ベトナムで実施した第2/3相臨床試験(SCORPIO-SR試験)の良好な結果2に基づいています。本試験は、オミクロン株流行期に重症化リスク因子の有無やワクチン接種の有無にかかわらず幅広い軽症/中等症のCOVID-19患者を対象に実施されたものですが、その第3相パートにおいて、オミクロン株に特徴的なCOVID-19の5症状に対する本剤の改善効果(主要評価項目)および抗ウイルス効果(主要な副次評価項目)が確認されました。
-
また、感染性を有するSARS-CoV-2ウイルス(ウイルス力価)の速やかな低下等の本剤の有効性に関するデータや、緊急承認の期間中に蓄積した90万人以上(推定)の患者さまでの安全性に関するデータ3も新たに提出し、緊急承認後に提出した全てのデータを含めた資料に基づき審査された結果、ゾコーバⓇの有効性、安全性が確認されたと判断され、通常承認に至りました。それに伴い、緊急承認下での本剤の処方時に必要であった、文書による患者さまからの同意取得の手続きが不要となります。
-
出典:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬「ゾコーバⓇ錠125mg」の日本における通常承認の取得について 2024/03/05 塩野義製薬
-
関連:新型コロナ飲み薬「ゾコーバ」、厚労省が近く正式承認…体内のウイルス量減少などに有効性 2024/03/04 20:25 読売新聞オンライン
-
ゾコーバは、医師の処方が必要で、12歳以上が対象となる。発症3日以内に飲み始め、1日1回5日間服用する。喉の痛みやせき、発熱などの5症状がなくなる時間を約24時間短縮する効果があるとされる。
塩野義は今年2月までに約102万人に使用されたと推定する。
-
-
[2月]
-
2023年2月20日 日本 「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」のサービス終了(2024年3月31日)について
-
国内では接種証明書を必要とする場面は殆どなく、海外渡航時でも接種証明書が必要な国は極めて少ない状況になったことから、2024年3月31日(日)をもって「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」のサービス提供を終了します。
-
「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」での接種証明書の発行は、2024年3月31日まで可能です。
-
-
2023年2月20日 日本 新型コロナの公費負担、4月から全面撤廃へ
-
政府は4月1日以降、新型コロナウイルスに関する公費支援を全面撤廃する方針を固めた。新型コロナ治療薬の公費負担をなくし、患者の保険診療の負担割合に応じて1~3割の窓口負担を求める。入院医療費の公費支援なども打ち切り、コロナ禍の緊急措置から通常の診療体制に移行する。近く全国の自治体に、厚生労働省が通知する。
-
次の感染症危機に備え、公的医療機関などに入院受け入れなどを義務づける改正感染症法が4月から施行されることもあり、通常の診療体制への移行が可能と判断した。
-
出典:新型コロナの公費負担、4月から全面撤廃へ…治療薬に自己負担・入院支援も打ち切り 2024/02/20 15:00 読売新聞オンライン
-
関連:新型コロナ ワクチン定期接種の自己負担額 最大約7000円で決定 2024年3月15日 15時35分 NHK
-
来年度から一部自己負担が求められる、新型コロナウイルスのワクチン接種について、厚生労働省は、定期接種の自己負担額を最大でおよそ7000円にすることを正式に決めました。
-
厚生労働省は、想定よりも高くなった差額分も国が追加で補助することを新たに決めたということです。これによって、来年度からは定期接種の対象者の自己負担額は最大でおよそ7000円になることが正式に決まりました。
-
定期接種の対象者は65歳以上の高齢者と、60歳から64歳の重症化リスクが高い人で、これ以外の人は「任意接種」となるため、自己負担額は7000円を超える見通しです。
-
-