社会・経済・エネルギー・環境・リスク [~2023年]
[2023年]
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第Ⅱ部 第2章 グローバルな成長の取り込みによる成長力の強化 第3節 我が国経済の成長のけん引役として期待されるインバウンド需要 2023年9月15日 通商白書2023
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インバウンド消費は、GDP統計(国民経済計算)の中で「サービス輸出」に分類され、インバウンド消費は「サービス輸出」の中の「非居住者家計の国内での直接購入」に計上され、2019年は4.6兆円となる。
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貿易統計の主要品目別対世界輸出額(2019年)をみると、自動車(12.0兆円)、半導体等電子部品(4.0兆円)、自動車部品(3.6兆円)、鉄鋼(3.1兆円)が上位に並ぶ。インバウンド消費は、半導体等電子部品を上回って自動車に次ぐ輸出産業となっており、日本経済をけん引する存在となっていることが分かる。
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2019年の訪日外国人旅行消費額約4.8兆円の生産波及効果を示しており、「生産誘発額(消費額含)(一次)」は、7兆7,756億円で、消費額の1.75倍となった。
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二次波及効果としての「生産誘発額(二次)」は1兆6,742億円、「付加価値誘発額(二次)」は1兆32億円と試算された。
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以上をまとめると、生産誘発額総額(一次、二次)は約9.4兆円、ここから中間投入を除いた付加価値誘発額(一次、二次)は約5.0兆円となり、これはGDPの0.9%に相当する。
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世界の海外旅行需要を獲得するために魅力ある観光資源は欠かせないが、昨年(2022年)5月に世界経済フォーラムで発表された「持続可能な旅行・観光開発力ランキング」において、世界117か国中、日本は総合順位で初の首位を獲得しており、日本は観光地として世界から高く評価されている(第II-2-3-14図)。ランキングを詳しくみると、特に健康・衛生、航空インフラ、文化資源、非レジャー資源の分野で高い評価を得た一方、観光に対する優先順位、価格競争力、環境の持続可能性は改善の余地があることが指摘された。
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[2020年]
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自然関連リスクの増大:自然を取り巻く危機がビジネスや経済にとって 重要である理由 January 2020 WORLD ECONOMIC FORUM
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1. 自然の非常事態
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2. 自然消失が企業活動にもたらす見えないリスク
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3. 自然関連リスクの管理
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4. 自然関連リスクに対処するための行動へ
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付録A:国やセクターの自然に対する依存度をモデル化する手法について
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