背景と必要性
■ビジネス背景の変化 「国内市場の縮小と国際化の拡大」
日本の人口減少が、産業から教育にいたるさまざまな分野に影響を与え始めています。企業は国内市場の縮小によって、これまでにない転機を迎えており、ビジネス戦略の見直し、人材マネジメントの見直しが進行中です。事業継続・変革を進める企業などにおいて益々重要となる人材開発・育成において先進的ヒューマン・マネジメントが求められます。
企業、組織などにおけるビジネス業務変革には、組織変革対応、環境変化対応、最新ビジネス知識の習得、実践スキル習得、チーム力などがこれまで以上に必要となります。さらに、国際化対応が不可避となり、企業、組織や大学などでは社会のグローバル化の進展にともない多文化に柔軟に対応できるグローバル化対応人材育成が強く求められています。グローバル環境で業務遂行に必要なスキルやノウハウがより益々重要となります。
日本専門家活動協会(Japa)では、シンクタンク、多国籍企業や日本企業などでの実務経験と実績ノウハウをベースにした内容を講習・講義・研修などの用途に合わせて個別・少人数な講演講習から多人数の集団研修プログラムなど種々なサービスを提供いたします。
多くの日本企業のグローバル化は、製造業を中心に、製品・商品を介し、主に輸出を軸に先進国を市場対象として成長し、国際化のために専門家など育成してきました。しかし、昨今は、市場に新興国が登場し、生産のみならず業種が流通、サービスなど多様に拡大した結果、これまで以上にグローバル化に対処でき国際的コミュニケーション可能で行動的な人材が広く各層に求められます。
日本専門家活動協会(Japa)は、企業、組織の核となるような人材開発・人材育成のための意識変革の支援をさせていただきます。これから必要となる人材開発マネジメントを国際的視野で下図のように構成できます。人材開発・人材育成の計画のご参考としていただければと思います。
経済の国際化で、組織活動が次の項目で示すように大きく変化する中で、課題も生じており、企業活動などへ対応が急務となっています。
●少子化による国内市場の縮小と労働人口の低減(外国人雇用機会の増加)
●経済成長が先進国から新興国に主軸が移行
●高度情報化により国際的に企業活動プロセスの平準化が進行中
●グローバル情報ネットワーク化によりデータ共有とデータ国際化が急伸
●技術移転・移動の増加
●先進国の生産優位低下と急速な技術イノベーションの進展
●共産主義国、統制主義国の資本市場参入による国際貿易環境の変化
●経済活動のグロ-バル化と国際競合化の激化
●自然資源・エネルギー・食糧などが長期的に不足
●地球・地域環境などの保全による持続可能社会の検討
●国際的な人々の交流増加(インバウンド、アウトバンド両面)への対応
●国内外おける地域格差と貧富格差の拡大
以上のような諸課題などを乗り越えるために、下図に示すようにグローバルマネジメントはいっそう重要となり、経済活動などに地歩を占めるために、企業・組織などの持続発展のために、より実践的な人材開発・人材育成はますます重要となってまいります。