Japa.FellowLink倶楽部 2019年8月1日 #73
冷夏から一転、暑い夏らしい夏の季節になりました。 Japa.FellowLink倶楽部[毎月1日発行]をお届けします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆◇◆ Japa.FellowLink倶楽部 2019年8月1日 #73 ◆◇◆ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ INDEX ----------------------------------- 1.コラム:年金だけではない超高齢社会の問題 ~田舎で想ったこと~ 2.ブログ:はやぶさ2とアポロ 3.お知らせ・案内・活動紹介 4.関連News & Topics 5.つぶやき(編集後記に代えて) --------------------------------------- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【1.コラム:年金だけではない超高齢社会の問題~田舎で想ったこと~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 先月、従兄弟の結婚式があり、2年ぶりに田舎(徳島)に帰りました。結婚式自体は田
舎の式場らしくまったりしたスピード感で進行するなか、インスタ映えする演出優先
の今風でした。
宿泊は女房の実家(いまや、元農家)に泊まりましたが、実家には89歳になるおばあ
ちゃん(女房のお母さん)が一人で住んでいます。デイサービスに通い、全て嫁いだ娘
4人(高松、所沢、淡路島、島根にそれぞれ在住)が交替で面倒をみにきています。
スダチ畑の手入れはできても、田んぼの面倒まではみきれず、貸しています。その借り
てもらっている農家もあちこちから頼まれ、引き受け切れない状態のようで、来年以降、
いよいよ耕作放棄地になる恐れがあります。このような状況に何の策も出し得ない農政、
農協に制度設計の抜本的見直しが必要なのではと、田んぼを眺めながら感じた次第です。
そして、おばあちゃんの娘達も齢を重ね、老老介護の状態に移行しつつあります。まさ
に、現在の超高齢社会の縮図を見る思いです。介護福祉サービスの充実なくして、超高齢
化社会における老後の生活、特に田舎においてはなかなか厳しいと云わざるを得ません。
田舎では、空港隣接のレンタカー会社でレンタカーを借りました。若いときのように、約
700kmを車で走って帰る程の運転の自信はないので、最近は、飛行機で帰ってレンタカ
ーを借りるというパターンが多くなっています。とにかく、田舎では車がなければ何も
できません。都会とは違って、田舎の人は歩きません。農地を持っている家には軽トラが
1台以上あります。
一方で、最近、高齢者の運転による交通事故が全国的に多発しています。わが国の高齢者
(65歳以上)は総人口の27.3%(総務省 平成28年9月15日現在推計)で、後期高齢者
(75歳以上)も総人口の13.4%に達しています。事故原因として、運転の誤操作が云々
されていますが、これだけ高齢者比率が高い時代に、高齢者の操作能力、視認能力にあっ
た車の操作メカニズムにするのが車メーカーの責務ではないでしょうか。いつまでも健常
者ベースの設計仕様ではなく、太宗となった高齢者ベースの設計仕様に移行して欲しいも
のです。
その一つの形として、自動運転車の開発が進行していますが、都市部のように道路がそ
れなりに整備されている状況での道路環境ではなく、軽トラが走っている田舎の道路環
境でも自動走行できる一般車の開発をしてこそ、自動車のイノベーションと呼べるので
はないでしょうか。
さらには、自宅からのゴミ集積所までのゴミ出しさえ難しい超高齢単独世帯には、ゴミ
出し専用の自動搬送車が必要です。供給者起点のラストワンマイルではなく、生活者起
点のファーストワンマイル対策こそが必要です。
これらは、いずれもリバースイノベーションと云われるもので、世界の課題先進国の更
に課題先進地である田舎にそのフィールドがあります。何とか地方発リバースイノベー
ションに道筋をつけたいものです。
最後に、若者がいない田舎の家には、Wi-Fi環境がありません。つまり、スマホの契約デ
ータ容量を費消します。都会では、自宅はもちろん、自宅外においても無料Wi-Fiが充実
しており、契約データ容量を費消することはあまりありません。追加でデータ容量を買い
増しながら、スマホを使うという状況に、都市サービスの格差(つまりは情報格差)が意外
なところにあることを実感しました。 、 4泊5日で田舎に帰って、いろいろ考えさせられました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【2.ブログ:はやぶさ2とアポロ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 地球上ではいろいろ目線の低い騒動が頻発していますが、目線を上げた先に見える宇宙
においては、フロンティアへの挑戦がなされています。アポロ計画の月面着陸・地球帰
還から50年、日本の技術による小惑星の地表面下のサンプル採取が成功し、地球への帰
還が待たれています。そうした歴史的節目の宇宙世界をしたためました。ご一読頂けれ
ば幸甚です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【3.お知らせ・案内・活動紹介】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼当協会は、地方創生の実践として「大磯地方創生事業推進コンソーシアム」を8月1日
に設立致しました。大磯町をフィールドに地域の課題解決型事業等を実践したい企業、
団体、個人等を募集しています。詳細及びお問合せ・参加申込等はこちらをご覧下さい。
▼当協会主催の「第5回 Japaフォーラム <地方創生の課題その5 次代の環境の視点
から~>を8月21日に開催致します。皆さまからのご要望を反映した論点期のテーマは
下記の通りです。
開催案内並びに参加お申し込みは、こちらにアクセスしてご確認さい。お申し込みをお
待ちしています。 ■論点提起 ○SDGsからみた地⽅創⽣の課題 玉木欽也⽒︓⻘⼭学院Hicon 代表取締役・⻘⼭学院⼤学経営学部教授 ○地域IoTからみた地⽅創⽣の課題 木村 聡⽒︓⽇本電気㈱クロスインダストリー事業開発本部シニアマネージャー ○ITS/MaaSからみた地⽅創⽣の課題 前川 誠⽒︓インターネットITS協議会事業推進戦略会議議⻑、名古屋大学非常勤講師
▼当協会の賛助会員である㈱SGOソリューションズが主宰する「第22回 ツナグの会」
が開催されます。詳細はこちらをご覧下さい。
当協会では、当協会の会員が関わる各種イベント等の開催案内をSocial Collaboration
Networkの一環として、本メルマガあるいは当協会のHPの「お知らせ」、「イベント
情報」ページ等に、ご連絡頂いた開催案内をアップしています。
▼当協会は、当協会の活動の一環として、「知のアーカイブ」 を行っています。自薦他
薦を問わず、アーカイブをしておくべき、あるいはアーカイブして欲しい専門知、資料、
サイト等を事務局までご連絡ください。
▼当協会は、随時、会員の募集を行っています。お問い合わせ、お申し込みは本mailに
返信頂くか、こちらからお願いいたします。 1.特別会員(連携団体等):入会金、年会費ともに無料 当協会は、多様な専門家団体や専門的企業等と連携・協業しつつ、専門家個人の
活躍の場づくりを進めていきたいと考えています。 2.賛助会員(企業等):入会金 5万円(1口以上)、年会費 5万円 当協会は、当協会の目的に賛同し援助いただく企業等に賛助会員となって頂き、
賛助頂くとともに、当協会のプラットフォームをご活用頂ければと考えています。 3.正会員(専門家個人):入会金 1万円、年会費 1万円 ※本年度入会は入会金免除 ※賛助会員・特別会員所属の専門家の方は入会金免除となります 当協会は、専門家個人として活動したい方、副業をしたい方、独立・退職してフ
リーランス・自営業・起業等を考えている方あるいはすでにされている方々の活
動を支援するプラットフォームを提供致します。 詳細は こちら をご覧下さい。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【4.関連 News & Topics】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ▼1.5億年前の恐竜は新種、飛翔の起源を揺さぶる 鳥の祖先はいつ飛んだ? 米国で見
つかった恐竜が古生物学者をざわつかせる、NATINAL GEOGRAPHIC、2019.07.20 ▼【化石】ユーラシアにいた現生人類の最古の証拠、Nature、2019年7月11日 ▼1400年前の古代水路が現代の水不足を救う、研究 驚くほど正確だった先住民の知恵、
▼FB参入の衝撃、国際決済銀行もデジタル通貨の発行支援へ、MIT Technology Review、2019.7.3 ▼Googleのスマートシティ開発~狙いとビジネスモデル~ 発行、KDDI総合研究所、
2019/07/01 ▼MaaS市場におけるマネタイズへの挑戦、三菱総合研究所、2019.07.24 ▼セグウェイを生み出した人物が起こす物流革命、WEDGE Infinity、2019年7月21日 ▼令和元年は「情報銀行元年」となるか、大和総研、2019年7月16日
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【5.つぶやき(編集後記に代えて)】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 昨年、ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶教授が小野薬品と特許対価に関して提訴の
方針を固めたとの報に接し、中村修二氏と日亜化学との係争を想起した。産学連携、オ
ープンイノベーションは規模に関係なく相互をリスペクトした「習合(ならいあい)が
ベースにあるべきだが、・・・。
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