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FellowLink 倶楽部 2016年5月1日 #34


熊本地震で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆◇◆ FellowLink 倶楽部 2016年5月1日 #34 ◆◇◆ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ INDEX------------------------------ 1.コラム:熊本地震 ~地震の間とドローン~ 2.お知らせ・案内・活動紹介 3.Blog:歴史に学ぶ ~潰百姓~ 4.役立つサイトの紹介:Unfiltered.news 5.関連News & Topics 6.つぶやき(編集後記に代えて) --------------------------------- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【1.コラム:熊本地震 ~地震の間とドローン~】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 熊本地震が発生し、死者49人、関連死16人、安否不明1人、そして避難者が3万 4千人、エコノミー症候群42人に上っています(4月29日午前0時現在)。多くの家 屋、歴史的建造物も倒壊しています。今回の地震の特徴は、震度7強の地震が2 度発生したのをはじめ、耐震性の低い木造住宅や地盤・斜面等に影響が出る震 度5弱を超える地震動が繰り返し発生していることです。  ▼地震の揺れと被害想定 (気象庁震度階級関連解説表)    http://goo.gl/4fqZPV 通常の耐震構造は、「剛性」による「耐震」であり、これは壊れることにより地震動 エネルギーを吸収します。つまり、一度、壊れるほどの強い地震動を受けた後の 剛性はなくなっており、二度目、三度目の強い地震動が起これば建物は倒壊し ます。今回も、1度目の震度7の時は持ちこたえていた建物が二度目の震度7で 壊れています。  ▼耐震工学の専門家、和田章氏が読み解く建物被害の教訓   http://goo.gl/HLuano この事象を見て、耐震設計には繰り返し発生する地震動にも耐える「制震」「免 震」の重要性を改めて認識させられました。そもそも、木造住宅の柱・梁(木材) は金物で固く締め付けてもその性能は時と共に劣化します。すなわち、設計上 の初期性能としての剛性だけではなく、「剛性+制震」、あるいは剛性に頼らない 「免震」をもっと考える必要があるのではないでしょうか。 特に、耐震性の低い既存木造住宅の耐震補強をどうするかが課題です。後付け も可能な制震ダンパーなら、後付けによる制震補強が可能です。木造軸組構法 が元々有する靱性にも合致しています。もう少し伝統的構法のもつ良さを活かし た構法の普及をして欲しいものです。  ▼木造住宅用制振装置の動向について   http://www.jhf.go.jp/files/300181906.pdf さらには、住宅の一部屋だけの耐震性(剛性+免震)を高める構法も可能です。 それは過去において「地震の間(ま)」と云われていた構法概念です。現在は、局 所的に剛性を高めた空間確保を「耐震シェルター」とし、一部屋型とベッド型があ ります。過去の歴史の教訓に学んだ知恵を現在においても活かして欲しいもの です。  ▼国宝・彦根城の「地震の間」   http://www.sankei.com/life/news/130429/lif1304290016-n1.html  ▼東京都耐震ポータルサイト 4.耐震シェルターという方法   http://goo.gl/2uBIsR 歴史に学ぶ大切さと共に、先進技術の活用も重要です。特に、今回の熊本地震 においてはドローンが本格的に被害状況の把握に用いられています。今後は、 避難できず取り残された地域への緊急物資輸送や音声応答にも使えるレベルに なることを期待したいものです。  ▼熊本地震でドローンは有効に活用されたのか   http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/042100322/?rt=nocnt  ▼熊本地震についてドローンや災害対応ロボットの専門家に聞く   http://newswitch.jp/p/4352 日本列島全体の自然災害リスクが高まっている中で、耐震上の既存不適格住 宅や非常時の拠点となる地方自治体の庁舎が被災・使用不能化していることを 鑑みると、その耐震化が急がれます。司馬遼太郎が注目したと云う「名こそ惜し けれ」の「公」の精神の在り様が問われています。  ▼NHKスペシャル 司馬遼太郎思索紀行 日本人とは何か~『この国のかたち 』から~、第2集 “名こそ惜しけれ”の血脈 ~武士700年の遺産~   http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/shiryou/soukyoku/2016/01/006.pdf  ▼司馬遼太郎の日本思想史(1)- 基本線   www.geocities.jp/pilgrim_reader/study/history_of_thought.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【2.お知らせ・案内・活動紹介】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ▼当協会の入会案内ページをリニューアルしました。ご覧頂ければ幸甚です。  http://www.japa.fellowlink.jp/#!about1/c221s ▼当協会の事務局会社の(株)FellowLinkのホームページをリニューアルしまし た。ビジネスベースでの専門家サービスの提供、利用に興味のある方はご覧く ださい。  http://www.fellowlink.co.jp/ ▼当協会と事務局(株式会社FellowLink)で運営している「専門家サービス3.0」 をリニューアルしました。  http://japa-fellowlink.wix.com/pro-services3 新たに追加した「知財評価・技術移転支援」サービスについてはより詳細なパン フもアップしています。ご覧頂ければ幸甚です。 http://media.wix.com/ugd/c7a1dd_0a303decf85e4a678a255378ee74284c.pdf ▼当協会の産学連携支援「大学等研究成果活用推進プラットフォーム」(担当: 佐竹理事、元産学連携学会長)の提供可能情報のデータ更新をしています。 下記にアクセスしてご確認・活用下さい。  http://japa-utob.wix.com/sangaku-renkei このプラットフォームや知財評価・ビジネス化支援の専門家による産学連携、技 術移転等をご希望の大学・企業・地域金融機関・団体等は下記までお問い合わ せ下さい。  ◇お問い合わせ先 E-mail:japa-office-1@fellowlink.co.jp ▼専門家紹介コーナーにご寄稿頂ける方を募集しています。専門家個人・企業・ 団体として、ご寄稿頂ける方は下記宛ご連絡下さい。自薦・他薦を問いません。 この紹介コーナーへのご寄稿は本メルマガで配信されるだけでなく、「知のアー カイブ」ページの「専門家」<http://www.japa.fellowlink.jp/#!news/c21db>にア ーカイブされます。  ◇連絡・投稿先 E-mail:info@fellowlink.jp ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【3.Blog:歴史に学ぶ 「潰百姓」】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 従来より、農業・農村・農家・農地問題あるいは中山間地問題が政策課題となっ ていますが、最近、同様の問題が近世農村において「潰(つぶれ)百姓」問題とし て、現在よりももっと現場密着型の組織的な仕組みで対応されていたことをある 研究報告で知りました。網野史学の「百姓」の近代版をより深く意義づけることに も気づき、ブログに記しました。ご一読頂ければ幸甚です。 ▼仕組みの群像:歴史に学ぶ ~潰百姓~  http://www.tc-platform.com/blog/archives/1886 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【4.役立つサイトの紹介:Unfiltered.news】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ このサイトは、世界中で話題になっているトピックを調べられるサイト(β版)です 。円の中に国等が表示され、クリックするとその国等で話題になっているトピック が表示されます。国等のトピックをクリックするとそのトピックに関して話題にされ ている世界の状況が見られます。なかなか興味深いサイトです。まずはアクセ スしてご覧ください。 ▼Unfiltered.news  http://unfiltered.news/#/2016/04/22/jp ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【5.関連 News & Topics】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ▼6万年前に人類が手に入れた脅異の能力とは? ネアンデルタール人との決 定的な「遺伝的違い」が明らかに、JBPRESS、2016.3.31 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46457 ▼なぜシュンペーターはスティーブ・ジョブズの成功を予言できたのか、PRESID ENT Online、2016年4月3日 http://president.jp/articles/-/17683?utm_source0405 ▼なぜ、ウォークマンはネット時代に失敗したのか――サイロ・エフェクト、PRESI DENT Online2016年4月14日 http://president.jp/articles/-/17800 ▼GE Reports Japan:イノベーションの行く先は破壊か、それとも消滅か:「GEグ ローバル・イノベーション・バロメーター2016」、GE、2016年4月18日 http://gereports.jp/post/142986235789/new-innovation-barometer ▼ホテル業界に激震を与えた民泊サービス「Airbnb」はどのように始まったのか 、創業者が語る、Gigazine、2016年04月26日 http://gigazine.net/news/20160426-scaling-airbnb-with-brian-chesky/ ▼Tech Trends 2016 日本語版レポート、デロイトトーマツ http://goo.gl/98A6yb ▼スタートアップの時代の終わり(そしてプロジェクトの時代)、Biz/Zine、2016年 04月20日 http://bizzine.jp/article/detail/1535 ▼日本型イノベーションを起こすために企業トップのやるべきこと イノベーター を育てる社会研究委員会報告書、一般社団法人日本経済調査協議会、2016年 3月 http://goo.gl/6inqvZ ▼急成長企業を創出せよ―名目600兆円のGDP目標を達成する―、NIRAオピニ オンペーパーN0.21、2016/04 http://www.nira.or.jp/president/opinion/entry/n160425_809.html ▼生産性を高める新しい雇用慣行 ―慣行が変化していく条件―、大和総研、2 016年3月29日 http://www.dir.co.jp/research/report/japan/mlothers/20160329_010772.pdf ▼日本企業に今求められる新セグメント創造のイノベーション(後編)「俯瞰する」 「再定義する」がキーワードに、大和総研、2016年3月30日 http://goo.gl/xWVa6N ▼ものづくりコミュニティの場として発展するファブラボ(FabLab)、ニッセイ基礎 研究所、2016年03月31日 http://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=52615 ▼7年ぶりに国土形成計画(広域地方計画)を大臣決定 ~「稼げる国土」、「住 み続けられる国土」の実現を目指します~、国土交通省、平成28年3月29日 http://www.mlit.go.jp/report/press/kokudoseisaku09_hh_000063.html ▼企業はなぜ農地を取得できないのか? 食料安保のための第3次農地改革を 、(2016年 3月28日 金融財政ビジネス掲載)、キヤノングローバル戦略研究所、 2016.04.15 http://www.canon-igs.org/column/macroeconomics/20160415_3616.html ▼福島原発「国会事故調」元委員長の告発! 「日本の中枢は、いまなおメルト ダウンを続けている」、現代ビジネス、2016年03月10日(木) http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48136 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【6.つぶやき(編集後記に代えて)】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 九州で地震が続いている。前例のないパターンという。想定外、前例のない自然 現象が頻発している日本列島。歴史的スパンでの事実データ、現在起きている 事実データ等の地道な収集・蓄積に基づいた歴史的評価に耐える理論、判断、 対策が求められているのだが、・・・。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ -PR- ★Apache JMeter100%互換! 負荷テスト クラウドサービス! すぐにテストができる、インスタント負荷テストプラットフォーム Webサイト、Webアプリケーション、Webサービス、モバイルアプリケーションの 任意のユーザによるシナリオをシミュレートします。  1,000~100,000の同時ユーザーに対応  http://www.enterprise-cloudservices.com/ -PR- -PR- ★8,000円 キャッシュバックキャンペーン実施中! 「クリティア」 モンドセレクション4年連続金賞受賞! おいしい富士山の天然水を使い切りタイプのボトルでお届けします。 金城のお水、阿蘇のお水も選べます。配送無料です。  http://www.tennensui.info/ 赤ちゃんのミルクづくりにも最適です! -PR- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 本メルマガに掲載希望情報(各種案内、専門家紹介、役立つサイト紹介) 本メルマガに関する意見、質問、相談、提案 本メルマガへの広告掲載のお問い合わせ 等があれば、下記の【連絡先】宛にご連絡下さい。 最後までお読みいただきありがとうございました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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