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FellowLink 倶楽部 2016年1月1日 #30


何となく静かに蠢く新年となりました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆◇◆ FellowLink 倶楽部 2016年1月1日 #30 ◆◇◆ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ INDEX------------------------------ 1.コラム:2016年新年にあたって 2.お知らせ・案内・活動紹介 3.Blog:子育て支援雑感 4.役立つサイトの紹介:ゼンリンバーチャルミュージアム 5.関連News & Topics 6.つぶやき(編集後記に代えて) ---------------------------------

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【1.コラム:2016年新年にあたって】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 今年も新年にあたり、今年1年がどういう年になりそうか、小生なりに思索してみ ました。

2016年は、一言で云うと「イノベーションの勃興(新陳代謝)と旧来の仕組みとの せめぎ合い」の年になるのではないかと推察しています。

勃興するイノベーションの軸は次の3つです。 (1)世界の枠組み (2)クラウドサービス (3)働き方

1.世界の枠組みの揺らぎと再編

いま、世界の至る所で、経済格差(貧困)×イデオロギー×宗教×民族×その 他固有の要因等がクロスした複雑かつ混沌としたコンフリクトが表出しています 。これまでの世界秩序の枠組み・論理が揺らいでいます。USAの世界秩序への 影響力の低下とも相俟っています。

第二次世界大戦から70年が経過し、旧来の枠組みに澱がたまり、新たな世界 の枠組みづくりが余儀なくされてきていると感じざるをえません。こうした時期に 、わが国がどういう立ち位置で何をもって世界に貢献できるか、世界から試され る年になりそうです。わが国自身の枠組みもまた澱がたまり、新たな枠組み・仕 組みへの新陳代謝が避けられません。国民一人一人がこうした自覚を持って深 く考え、腹を据えて実行したいものです。

2.クラウドサービスの本格化

クラウドベースのサービスがビジネスベースでも利用され始めました。もはやパ ッケージソフトやカスタマイズ・システムの時代が終わろうとしています。このこ とは、ますますグローバルレベルでのソフト・システムの提供者の競争になると 云うことで、日本というローカルでの大手というだけでは意味をなしません。逆に 、ベンチャーであっても一気にグローバルプレーヤーになれる時代が到来する わけです。これはITの世界だけにとどまることなく、すべての業種に波及するこ とは確実です。

このクラウドサービスは、モノを所有しないサブスクリプションエコノミー、あるい は共有するシェアリングエコノミーを推し進めます。さらに、昨年、急速に喧伝さ れたIoT[Internet of Things]はあくまでも供給側の論理であり、需要側にとって は「パーソナライズされた経験を通じて、自分の欲求がその提供されたモノやサ ービスによって、すぐに叶えられて満足を与えてくれるかどうか?」が重要であり、 IoM[Internet of Me]にシフトするのは必然の流れと思われます。  <参考>来年のキーワードは「Internet of Me (IoM)」になるんだと思う。        http://www.huffingtonpost.jp/hisami-oshiba/internet-of-me-iom_b_8 886404.html        面倒な「モノを購入・所有」する時代の終わり…「所有しない」サービス        主流に、Business Journal、2015.12.07        http://biz-journal.jp/2015/12/post_12756.html それは、就業、金融、生産・サービス・消費、物流等々様々なシーンに具体的に 現れ始め、既存の制度枠組みにきしみを生じさせる可能性が頻発するのではな いでしょうか。 3.働き方の多様化

規模の大小、個人・法人を問わず事業を具体化できるクラウド社会は、企業とし ての仕事の仕方、そして個人の働き方を変えます。わが国は総人口・少子化に より、労働力不足が危惧されていますが、わが国の生産性の低さが示している ように、そもそも個人の力が十分活かし切れていません。企業内あるいは企業 を超えて生産性を高める人材の移動・流動が避けられません。  <参考>会社に尽くすアメリカ人、会社に居座る日本人        http://president.jp/articles/-/16918?utm_source=1225

組織を離れた個人に対する社会的フェールセーフやソーシャルベネフィットが欠 落しているわが国の現状を鑑みると、従業員が様々な雇用形態での複業を可能 とするのが妥当です。あるいは、独立して雇われない個人として働く道もありま す。こうした多様な雇用形態が、子育て世代、介護世代の働く場を創出すること にもなります。  <参考>成長戦略はどこへ行った 働き方改革こそ本筋、経済産業研究所        [2015年11月10日 日本経済新聞「経済教室」に掲載]        http://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/tsuru/30.html

こうした動きは、特に個別企業・個別業種では市場・雇用が限られる地方におい てこそ必要とされています。地方創生、1億総活躍社会、ローカルアベノミクスの 具体がこうしたところから見えてくる1年になるかもしれません。

本年が今後に続く礎の1年となる歩みを刻む年であることを祈念致します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【2.お知らせ・案内・活動紹介】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ▼「NPO法人ふるさとテレビ」の毎年恒例の写真・俳句コンクールの作品募集の 締め切りが迫っています。お正月休みのひとときに是非、一句そして一写を。  ・締め切り:平成28年1月6日(水)  ・スポンサー多数のご厚意により、多数の賞品あり    ふるさとテレビ大賞(1点)、特別顧問賞(10点)、副会長賞(43点)    ふるさと会担当副会長賞(5点)、理事長賞(1点)、担当理事賞(1点)    審査員特別賞(10点~20点)    ※副賞の内容は発表の際、ホームページにて併せて掲載発表  詳細は下記URLにアクセスしてご確認ください。  http://www.furusatotv.jp/link/haiku_shashin03.pdf

▼当協会のHPの「知のアーカイブ」ページで専門家としての知の集大成ともいう べき最終講義・講演や、「これだけは残しておきたい知」等についてアーカイブし ておきたいものがあれば自薦・他薦を問わず受け中です。  http://www.japa.fellowlink.jp/#!knowledge/ckir ▼当協会の産学連携支援「大学等研究成果活用推進プラットフォーム」(担当: 佐竹理事、元産学連携学会長)の「2015年の活動報告」をアップしました。 下記にアクセスしてご一読いただければ幸甚です。  http://japa-utob.wix.com/sangaku-renkei このプラットフォームとの業務提携や各種活用をご希望の企業・地域金融機関・ 団体等は下記までお問い合わせ下さい。  お問い合わせ先 E-mail:japa-office-1@fellowlink.co.jp

▼専門家紹介コーナーにご寄稿頂ける方を募集しています。専門家個人・企業 ・団体として、ご寄稿頂ける方は下記宛ご連絡下さい。自薦・他薦問いません。 この紹介コーナーへの寄稿は「知のアーカイブ」ページの「専門家」<http://ww w.japa.fellowlink.jp/#!news/c21db>にアーカイブされます。  ◇連絡・投稿先 E-mail:info@fellowlink.jp

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【3.Blog:子育て支援雑感】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 昨年末に娘が里帰り出産し、年末から我が家に赤ちゃんの泣き声が1日中響い ています。娘の子育てを見ながら、改めて子育て支援の必要性を実感していま す。人口維持のための若い夫婦の子育て環境をどうすべきか、徒然にしたため ました。子育て支援をどうすべきか、審議会よりも集合知がふさわしい。皆さん のご意見を是非お聞かせください。

▼仕組みの群像:子育て支援雑感  http://www.tc-platform.com/blog/archives/1812 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【4.役立つサイトの紹介:ゼンリンバーチャルミュージアム】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ このサイトは、住宅地図やカーナビのマップ等でお世話になっている地図製作 会社の(株)ゼンリンが収集した江戸開府以前から昭和後期までの様々なジャ ンルの地図約220枚をデジタル化して公開しています。各地図の簡潔明瞭な説 明もあります。正月休みにアクセスしていろいろ思いを馳せるのもいいのではな いでしょうか。

▼ゼンリンバーチャルミュージアム http://www.zenrin.co.jp/zvm/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【5.関連News & Topics】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ▼大村智博士、ウィリアム・キャンベル博士、製薬会社の勇気と決断――「3億 人を救う薬」はここから生まれた。、The Huffington Post、2015年12月10日 http://www.huffingtonpost.jp/2015/12/08/satoshi-omura_n_8746680.html

▼ビジネス関連発明の最近の動向について、特許庁、2015年12月22日 http://www.jpo.go.jp/seido/bijinesu/biz_pat.htm

▼世界一「チャレンジしない」日本の20代 意識調査によるクリエーティブ志向・ 冒険志向の比率は断トツで世界最低、Newsweek日本版、2015年12月1日 http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2015/12/20-7.php

▼新産業革命の大潮流への日本企業の希薄な認識、日本経済研究センター、 2015年12月24日  http://www.jcer.or.jp/column/kojima/index828.html

▼民間企業のイノベーションを巡る現状、経済産業省、平成27年12月3日 http://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/sangyougijutsu/kenkyu_kaihats u_innovation/pdf/001_s01_00.pdf

▼残ってほしい人ほど辞めていく、介護離職の深刻、DIAMOND online、2015年 11月30日 http://diamond.jp/articles/-/82383

▼“個を活かす”人口減少時代 多様な人材確保に向けた「介護離職ゼロ」社会 、ニッセイ基礎研究所、2015-12-24 http://www.nli-research.co.jp/report/nlri_report/2015/report151224.pdf

▼人工知能の発達で“消える”職業、PRESIDENT 2015年6月15日号、2015年12 月8日 http://president.jp/articles/-/16795

▼日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に ~ 601 種の 職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算 ~、野村総合研究所、2 015年12月2日 https://www.nri.com/~/media/PDF/jp/news/2015/151202_1.pdf

▼サービスロボット:次の重要な生産性プラットフォーム、PwC Japan、2015年1 2月 http://www.pwc.com/jp/ja/japan-knowledge/archive/assets/pdf/service-rob ots1512.pdf

▼Fintech は既存金融サービスをディスラプト(破壊)するか、EY 総合研究所、 EY総研インサイト Vol.5 January 2016 http://eyi.eyjapan.jp/knowledge/insight/pdf/Insight-05-report-02.pdf

▼3Dプリンタ製自動車が誕生 アリゾナ発ローカル・モーターズ、WEDGE Infinit y、2015年12月10日 http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5720

▼IoTが拓く未来社会、三菱総合研究所、2015.12.09 http://www.mri.co.jp/opinion/column/trend/trend_20151210.html

▼NRI未来年表2016~2065、野村総合研究所グループ http://www.nri.com/~/media/PDF/jp/opinion/nenpyo/nenpyo_2016a.pdf

▼選択する未来 -人口推計から見えてくる未来像-(平成27年10月28日発行 )、内閣府、2015年12月2日 http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/sentaku/index.html

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【6.つぶやき(編集後記に代えて)】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 昨年末に足首に関節炎(いわゆる痛風)を突如発症。おかげで、年末から禁酒、 食事も節制せざるを得なくなった。しばらくは仙人の生活をして、75歳までは現役 で働ける体づくりをしろという警告と理解したが、正月なのに・・・。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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最後までお読みいただきありがとうございました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ▼編集発行人:芝原 靖典 ▼連絡先:E-mail:info@fellowlink.jp ▼発行元:Japa日本専門家活動協会 http://www.japa.fellowlink.jp/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ Copyright(C)2016 Japa日本専門家活動協会[事務局:(株)FellowLink]


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