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FellowLink 倶楽部 2015年5月1日 #22


おはようございます。芝原靖典です。

春が駆け去り早くも夏日が到来する季節になりました。

FellowLink倶楽部 #22[毎月1日発行]をお届けします。

本月刊メルマガ「FellowLink倶楽部」は、専門家・知、産学連携・イノベーション、

仕組み等に関する編集発行人(芝原靖典)によるキュレーションメルマガです。

ご笑覧頂ければ幸甚に存じます。転送・転載はご自由です。

本メルマガは、編集発行人の芝原靖典、及び日本専門家活動協会理事並びに

事務局の(株)FellowLink 役員がご縁を頂いた方々や、配信申込を頂いた方々

にお送りさせていただいています。配信不要の方は、末尾記載の【連絡先】にご

連絡下さい。

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◆◇◆ FellowLink 倶楽部 2015年5月1日 #22 ◆◇◆

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INDEX------------------------------

1.コラム:世代の諸相と世代間の相克

2.お知らせ・案内

3.Blog:東洋ゴム工業の免震ゴム偽装問題

4.役立つサイトの紹介:地域経済分析システム RESAS

5.関連News & Topics

6.つぶやき(編集後記に代えて)

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【1.コラム:世代の諸相と世代間の相克】

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現在進行中の長寿社会は、多様な時代背景の下で多様な育ち方をした多様な

世代が重畳的に共に暮らす社会とも云えます。そこには世代毎に醸し出す諸相

があり、世代間の相克があります。今、改めて世代を超えてどう共に暮らすかか

が問われています。

そもそも世代を分ける境目はどこにあるのでしょうか。世代分類の仕方、呼称は

いろいろありますが大まかに云えば下記のように云えるのではないでしょうか。

一度、じっくり整理してみたいものです。

1.何らかの戦争体験のある「戦前・戦中世代」。「キネマ世代」とも云われます(

現在、70歳以上)。戦後復興の過程において、先輩の居ない中で若くして手腕を

振るえる機会を得て育ち一家言をもった世代。

2.戦後の日本の仕組みを変え続ける大きな奔流となった「団塊世代」。厚労省

の定義によれば1947年から1949年までの3年間に出生した総数806万人の世代

(現在、66歳から68歳)で、いわゆる「全共闘世代」とも重なります。現在の年齢

別人口で最大なのが65歳の人です。多すぎる世代のため、競争的に選別する

仕組みづくりとともに育った世代。

3.サンフランシスコ講和条約が発効して敗戦国として占領下にあった日本が独

立した「昭和27年以降世代」(現在、63歳以前)。この前後の世代(現在、50歳代

後半~60歳代前半)は、「ポスト団塊世代」でありながら、団塊世代対応として完

成した仕組みの影響をもろに受けた世代。

4.そして、1961年生まれから1970年生まれまでの層を「新人類世代」(現在、45

歳から54歳)。その前半層は「共通一次世代」とも重なります。この共通一次試

験の導入(1979年)が地方大学の受験生の輪切りによる劣化、それは現在の地

方の衰退(東京集中)の始まりとも考えられます。その一部は、バブル期に就職

した「バブル世代」(現在、40歳代後半)とも重なります。

5.その後、団塊世代の子供世代の「団塊ジュニア世代」(現在、30歳代後半か

ら40歳代前半)。この層以降、年齢別人口は長期減少傾向に入ります。そして、

「ポスト団塊ジュニア世代」と続きますが、この世代はバブル経済崩壊後の不況

期に就職をした「就職氷河世代」「ロスト-ゼネレーション世代」(現在、20歳後半

から30歳代前半)、「ゆとり世代」(現在、20歳代前半)とも重なります。このあた

りの層(1988年以降生まれ)は「ネットで調べたらどうすっか世代」との表現がぴ

ったりする世代でもあり、団塊の世代以上の世代には、コミュニケーションに苦

しむ世代。

▼あなたは何「世代」!? 日本の「世代」解説

 http://www.sinkan.jp/news/index_4524.html?link=index

▼世代研究総合レポート 8つの世代の好みと消費

 http://www.ncd-ri.co.jp/merchandise_information/research_age/generation.ht

ml

▼あなたはどこ?○○世代だけで特徴はわかってしまう!?

http://matome.naver.jp/odai/2136654600772715601

最近、年金制度問題に絡んでの世代間負担の問題や、働く場の世代間のシェ

アの問題がクローズアップしてきています。一方で、国民資産の大半を保有す

るシニア世代の資産を如何に次世代のために活用(投資・寄付)すべきかが日

本の活力の維持のために不可欠となっています。長寿社会になって良かったと

すべての世代が云える日本にすべく仕組みの再構築が急がれます。

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【2.お知らせ・案内・専門家紹介】

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▼当協会の関係サイトを統合したサイトを開設しました。当協会の活動の全貌

が見られます。是非一度、下記にアクセスしてご笑覧下さい。

 http://japa-fellowlink.wix.com/integrated-japa

▼当協会の「大学等研究成果活用推進プラットフォーム」(担当:佐竹理事)の

データベースに、全国大学の共同研究38件(累計2,542件)、研究者128件(累計

3,480件)、研究シーズ 9件(累計2,091件)を追加更新しました。下記にアクセス

してご確認・活用下さい。

 http://japa-fellowlink.wix.com/utob

このプラットフォームとの事業連携や活用をご希望の企業・地域金融機関・団体

等は下記までお問い合わせ下さい。

 お問い合わせ先 E-mail:japa-office-1@fellowlink.co.jp

▼今月の専門家紹介は、お休みです。

専門家紹介コーナーにご寄稿頂ける方を募集しています。専門家個人・企業・

団体として、ご寄稿頂ける方は下記宛ご連絡下さい。自薦・他薦問いません。

また、「読者の声」(メルマガの内容に関するご感想・意見・提案等)をお待ちして

います。適宜、掲載させていただきます。

 ◇連絡・投稿先 E-mail:info@fellowlink.jp

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【3.Blog:東洋ゴム工業の免震ゴム偽装問題】

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人が集い・居住する建物の基礎に使用される免震ゴムの性能偽装が露見し、騒

ぎが広がっています。繰り返されるこうした事案の問題は何処にありや、当該会

社はもちろんのこと、構造的仕組みも含めて整理してみました。

詳細はブログサイト[仕組みの群像]の下記の最新記事をご笑覧ください。

▼東洋ゴム工業の免震ゴム偽装問題 

 http://www.tc-platform.com/blog/archives/1619

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【4.役立つサイトの紹介:地域経済分析システム RESAS】

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今月の役立つサイトは、内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)及び経済

産業省が地方版総合戦略策定の情報支援の一環として、2014年4月21日より、

サービス提供を開始した「地域経済分析システム(RESAS(リーサス))」です。

いわゆる、BigData活用の見える化事例でもあります。

地方自治体職員以外の一般の人にも利用可能ですので是非、触ってみては如

何でしょうか。Google Chrome ブラウザでの利用環境というところが政府提供シ

ステムとしてはある意味、先進的です。

▼地域経済分析システム RESAS  https://resas.go.jp/#/13/13101

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【5.関連News & Topics】

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▼平成26年度総合調査研究 「我が国のイノベーション創出環境整備に関する

調査研究」最終報告書、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社、2015年3

月31日

http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2015fy/000084.pdf

▼Eメールからクラウド、自動運転車まで 世界を変えた15の「デジタル・ディス

ラプション」、Oracle、2015/4/8

https://m.newspicks.com/news/913221/body

▼Technology Vision 2015 デジタルビジネスの時代:業界の垣根を越えて、ac

centure

http://techtrends.accenture.com/jp-ja/it-technology-trends-2015.html

▼インフォグラフィック:ビッグデータで私たちの生活はどう変わる?、GE REPO

RT JAPAN、2015.4.8

http://gereports.jp/post/115735980354/big-data-infographic

▼「インダストリー4.0」により、ドイツ全体で年間 900 億~1,500 億ユーロ(約 12

兆~20 兆円)のコスト削減効果 生産コスト全体の 5~8%削減 ~BCG 調査、

ボストン コンサルティング グループ、2015年4月10日

http://www.bcg.co.jp/documents/file185744.pdf

▼インダストリー4.0、構想倒れに終わるリスクも、日本経済新聞、2015/4/26

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO86096680U5A420C1000000/

▼アフリカイノベーション賞候補が発表: 教育、インフラ、健康への取り組み、Int

ernational Business Times、2015年4月16日

http://jp.ibtimes.com/articles/1469952

▼これからのものづくりの潮流? ~顧客の自己実現とモノの付加価値~、一般

財団法人日本経済研究所、日経研月報 2015.4

http://www.jeri.or.jp/membership/pdf/research/research_1504_01.pdf

▼「ベンチャー」という言葉からイメージすることは 「イノベーション(新しい事業

分野や価値)の創造・推進」が8割 -「 起業とイノベーションに関する意識調査

」の結果について -、経済広報センター、2015年 3月30日

http://www.kkc.or.jp/release/detail.php?page=1&year=2014&id=107

▼平成26 年度 起業・ベンチャー支援に関する調査 エンジェル投資家等を中

心としたベンチャーエコシステムについて 最終報告書、野村総合研究所、平成

27年3月

http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2015fy/001074.pdf

▼オックスブリッジが世界最高峰の研究力を維持できる理由 -個人の才能が

活きる組織としての強さとは?、オックスブリッジ100人委員会、2015年04月21日

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/42957?page=3

▼大学は、世界レベルの職業訓練所であれ、大前研一の日本のカラクリ、RESI

DENT 2015年5月4日号、PRESIDENT Online、2015年4月23日

http://president.jp/articles/-/15045

▼弱みにつけこみ「知財」横取り…汚い大手のやり口に中小が反撃する方法が

ある!!、産経WEST、2015.4.21

http://www.sankei.com/west/news/150421/wst1504210001-n1.html

▼産学官連携データ集 2014-2015、科学技術振興機構、平成27年3月

https://sangakukan.jp/top/databook_contents/2014/cover/2014-2015_databo

ok_ALL.pdf

▼6次産業化の論理と展開方向 ―バリューチェーンの構築とイノベーションの

促進―(2015年1月)、農林水産政策研究所、[6次産業化研究] 研究資料第2号

http://www.maff.go.jp/primaff/koho/seika/project/26rokujika_02.html

▼日米でこれだけ違う、まちづくりの資金調達、新・公民連携最前線、日経BP、2

015.4.23

http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/tk/15/434148/042100003/?P=1

▼人口減少による消滅可能性都市の衝撃、参議院事務局調査情報担当室講

演会、2015.1.28、経済のプリズム No140 2015.4

http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/keizai_prism/backnumber/h

27pdf/201514002.pdf

▼日本劣化は避けられるか? 「人口減少社会」の誤解と真のリスク、DIAMON

D Online、2015年4月7日

http://diamond.jp/articles/-/69539

▼持続的・自律的な地方創生の取り組みを ―四つの事例に見る活力ある地域

の実現、三菱総合研究所、MRIマンスリーレビュー 2015年 5月号

http://www.mri.co.jp/opinion/mreview/special/201505.html

▼「地域活性化のための面的支援」調査研究報告書、独立行政法人 中小企業

基盤整備機構、2015年3月

http://www.smrj.go.jp/keiei/dbps_data/_material_/b_0_keiei/chiikiryoku/pdf/H

26fymentekireport.pdf

▼BBL議事録 活力ある地域は何が違うのか? ?地域を元気にする処方箋?、

独法 経済産業研究所、2015年3月26日

http://www.rieti.go.jp/jp/events/bbl/15032601.html

▼メガスポーツイベントとツーリズム 2020オリンピック・パラリンピックを活かし

た地域活性化、第52回 ESRI-経済政策フォーラム オリンピック・パラリンピッ

クを契機とした地域活性化、近畿日本ツーリスト

http://www.esri.go.jp/jp/workshop/forum/150319/data/150319_siryo02.pdf

▼森林大国日本の活路 報告書、21世紀政策研究所、2015年3月

http://www.21ppi.org/pdf/thesis/150331.pdf

▼人口推計(平成26年10月1日現在)‐全国:年齢(各歳),男女別人口 ・ 都道

府県:年齢(5歳階級),男女別人口‐、平成27年4月17日公表、総務省統計局

http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2014np/index.htm

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【6.つぶやき(編集後記に代えて)】

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先日、テレビでも放映された急成長の某眼鏡屋さんに行ってみた。その価格、

技術、サービスに納得し、30年来使用していたメガネフレームを変えた。あの品

質で、あの価格なら用途・気分等に応じてメガネを何本も持つ気になる。市場の

掘り起こし・再創造(リノベーション)を実感した。このようなイノベーターがいろん

な分野・業種で輩出して欲しいものだが・・・。

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