FellowLink 倶楽部 2014/02/01 #7
おはようございます。芝原靖典です。
寒さの中にも日差しに暖かさを感じる三寒四温の時期となりました。
FelloeLink倶楽部 #7 [毎月1日発行] をお届けします。
ご笑覧頂ければ幸甚に存じます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆◇◆ FellowLink 倶楽部 2014年2月1日 #7 ◆◇◆
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
INDEX------------------------------
1.コラム:新年会・賀詞交換会に出席して
2.お知らせ・案内・専門家活動紹介
3.Blog:平均余命と企業寿命のギャップを埋める専門家サービス3.0
4.役立つサイトの紹介
5.関連News & Topics
6.つぶやき(編集後記に代えて)
---------------------------------
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【1.コラム:新年会・賀詞交換会に出席して】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1月は様々な新年会、賀詞交換会が開催されます。その中のある新年会で、天才物
理学者アルバート・アインシュタインが1922年(大正11年)に初来日した時の日本へ
のメッセージの一部を翻訳した資料を頂きました。アインシュタインが感じた日本は
いま何処にありや、という感がして、なんとなく面映い感じがします。
「近代の日本ほど、世界を驚かしたものはない。この驚異的な発展には、他の国と
異なる何かがなくてはならない。日本は3000年の歴史を通して一系の天皇を戴い
てこれたということが、今日の日本をあらしめたと断言できる。私はこのような尊い国
が、世界のどこかに一カ所くらいなくてはならないと常々考えていた。世界の未来は
進むだけ進み、その間、幾度か争いは繰り返されて、最後の戦いに疲れるときがや
ってくる。その時、人類は本当の平和を求めて、世界的な盟主をあげなければなら
ない。この世界の盟主になるものは、武力や財力ではなく、あらゆる国の歴史を遥
かに越えた、最も古く、最も尊い家柄でなくてはならぬ。世界の文化はアジアに始ま
ってアジアに帰る。それはアジアの高峰、日本に立ち戻らなくてはならない。我々は
神に感謝する。我々に日本という尊い国を作っておいてくれたことを・・・」
※頂いた資料は紙ベースなので、それと同趣旨のメッセージが掲載されていたサイ
トより転載させていただきました。
◇http://ameblo.jp/boolbool/entry-10848113661.html
別の賀詞交換会では、渡辺利夫拓殖大学総長のレクチャーを拝聴しました。。中国
の古来の価値概念「華夷秩序」、伝統的な国際秩序概念「冊封体制」、「大清帝国の
国際秩序概念」、そして現在の「領海法(中華人民共和国領海及び隣接区域法、199
2年)」をわかり易く説明いただきました。そして、韓国を理解する上で重要な「清朝君
臣関係」に通底する「事大主義[小を以て大に事(つか)ふるは保国の道なり]、「小
中華主義」を教えていただき、結果して、隣国との付き合いの難しさ、覚悟を持って
付き合わざるをえないことを歴史的な流れの中で認識させられました。
新年早々、期せずして歴史観に触れる機会を得て、背筋が伸びる思いです。いまこ
そ、目の前の表層的事象に惑わされず、歴史観をもって冷静に考え、語り、提案し、
行動することが求められています。今年の1年が重要な節目となる予感がするだけ
に、いい機会となりました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【2.お知らせ・案内・専門家活動紹介】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼当協会の活動の一つである「大学等研究成果活用推進プラットフォーム」(代表
責任者:佐竹弘 元産学連携学会長、Japa産学連携担当理事)の情報が更新されま
した。なかなか興味深い情報、分析、現地だよりが掲載されています。
詳細は下記URLにアクセスして御覧ください。
◇http://www9.ocn.ne.jp/~sangaku/main.index.htm
▼当協会の事務局の(株)FellowLinkがその専門家(個人、法人、団体)とのネットワ
ークを活かした新しいサービス「専門家サービス3.0」を始めました。ちょっとしたお手
伝いから本格的ご支援まで、多様な専門家・団体が多様な形で対応致します。
詳細は下記URLにアクセスしてご確認ください。
◇http://japa-fellowlink.wix.com/pro-services3
★本コーナーでお知らせあるいはご案内したいことがございましたら、下記宛にご連
絡下さい。
◇E-mai:info@fellowlink.jp
▼今月の専門家紹介は、「河井竹彦氏(専門分野:下水道 )」です。
下水道あれこれ[河井 竹彦(かわい たけひこ)]
下水道は、飲み水を供給する上水道と対語で使われる場合が多い。トイレや台所で
消費された水は排水されるが、そのまま放置すると悪臭を放ったり、蚊などの害虫
の発生源になったりして、生活環境等が悪化します。そのため、使った水、いわゆる
汚水もしくは下水は速やかに排除し、処理し、河川等へ戻す必要があります。その
ための仕掛けのひとつが下水道です。
下水道以外にも人間の排せつ物や汚水を排除し処理する仕掛けはあります。一つ
は、昔ながらの汲み取り式便所と堆肥化のための肥溜めやバキュームカーとし尿
処理施設の組み合わせ。もう一つは、浄化槽(家庭用個別下水処理施設)。貯まっ
た汚泥を定期的に引き抜き、処理処分する必要があります。
現在の日本における下水道人口普及率は80%近くとなっています。今から約50年
前、1964年の東京オリンピックの頃の下水道普及率は10%以下でした。隅田川は悪
臭を放ち、経済の急速な発展に伴い全国で公害が顕在化し始めていました。1970年
にいわゆる「公害国会」が開催され、公害対策基本法をはじめとする環境対策法案
が一挙に制定もしくは改訂され、環境対策への取り組みが始まりました。
日本の下水道法は、1900年に制定されましたが、都市内の生活の場から汚水を排
除することが主な目的でした。1970年の改訂時には、公共用水域の水質保全が下
水道の目的に追加され、すべての下水は処理することが義務付けられました。また
、下水道はナショナルミニマムであるとの認識から下水道事業に対する国庫補助金
の補助率が引き上げられ、下水道整備5か年計画も策定されました。
下水道事業の実施主体は、市町村などの地方公共団体です。1970年代当初、下水
道事業を実施する市町村は、東京都や大阪市など旧指定都市をはじめとする限ら
れた地方公共団体でした。下水道予算を増額準備しても、それを執行する下水道事
業を理解した職員が不足していました。大都市の下水道技術者をプールし、中小市
町村の下水道事業を支援するために1972年下水道事業センター(1975年、日本下
水道事業団へ改組)が発足しました。
私が日本下水道事業団に就職したのは、1976年のことでした。下水処理場の設計
や技術開発、施工監督管理、プロジェクトマネジメントなどを担当しました。現在は、
下水道事業支援センターで第二の人生を送っています。日本サニテーションコンソ
ーシアムというサニテーション(Sanitation、下水などの公衆衛生)に関するハブ活動
にも参加しています。
ベトナムやインドネシアなど近年、経済発展の目覚ましいアジア地域の国は、1960
年代の日本と同じような下水道の状況です。現在、やっと下水道の必要性に気づき
、下水道整備に取りかかったところです。生活環境や水環境の保全のために、下水
道に関する法律を整備し、必要な資金を用意し、人財育成を行う必要があります。
日本の下水道の経験がこれらの国々で少しでも役立てばと考えています。
★上記の専門家活動紹介に関する感想、意見はFacebookのFellowLink公式ページ
に投稿をお願いします。
◇https://www.facebook.com/fellowlink.office
★本コーナーでご紹介したい専門家、専門家団体(自薦・他薦を問わず)を下記宛
にご推薦下さい。
◇E-mai:info@fellowlink.jp
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【3.Blog:平均余命と企業寿命のギャップを埋める専門家サービス2.0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最近、長寿化すなわち就業期間の長期化の一方で、企業の寿命が短くなり、働き方
のサイクルそしてあり方が変化しています。特に、専門家はもっと自律した個人とし
ての働き方ができていいはずで、そうした仕組みのギャップを埋めるものとして「専
門家サービス3.0」を考えてみました。
詳細は下記サイト<仕組みの群像>にて、ご笑覧ください。
▼平均余命と企業寿命のギャップを埋める専門家サービス3.0
◇http://www.tc-platform.com/blog/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【4.役立つサイトの紹介】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今号の紹介サイトは次のサイトです。
▼図書寮文庫所蔵資料目録・画像公開システム
◇http://toshoryo.kunaicho.go.jp/
このサイトは宮内庁書陵部図書寮文庫のオンライン目録で、貴重な歴史的な資料(
文物、写真等)の画像を見ることができます。
▼徳川林政史研究所の所蔵資料
◇http://www.tokugawa.or.jp/institute/008.0000-siryou_mokuroku.htm
この研究所は尾張藩および尾張徳川家より伝わった史料など、約7万8000点におよ
ぶ古文書・記録類を所蔵しており、歴史的な調査の際には役に立ちます。
★本コーナーで紹介するのに相応しいサイトをご存知でしたら下記宛にご連絡くださ
い。
◇E-mai:info@fellowlink.jp
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【5.関連News & Topics】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況:結果の概要、厚生労働省
◇http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai11/kekka02.htm
l
▼人口推計(平成25年(2013年)8月確定値,平成26年1月概算値) (2014年1月20
日公表)、総務省統計局
◇http://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.htm
▼「メディア起業家」の時代がやってくる ビジネス書のカリスマ、ダニエル・ピンク氏
に聞く、東洋経済ONLINE、2014年01月04日
◇http://toyokeizai.net/articles/-/23495
▼第3回全国オーナー企業分析 オーナー企業の4分の1が増収増益、帝国データ
バンク、2014年1月6日
◇https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p140101.html
▼Industry 4.0 ドイツが目指す第4次産業革命、Tech-On!、2014/01/08
◇http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140107/326061/
▼起業意識に関する調査 ~アンケート結果の概要~、日本政策金融公庫 総合
研究所、2014年1月9日
◇http://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/topics_140109_1.pdf
▼政治と行政の関係はどうあるべきか――注目度高まる「行政法」の基礎知識、マ
イナビニュース、2014/01/09
◇http://news.mynavi.jp/kikaku/2014/01/09/002/index.html
▼バブル世代のライフスタイルと旅行消費に関する調査、2014年第1号、JTB総合
研究所、2014/01/10
◇http://www.tourism.jp/research/2014/01/bubble/
▼「グローバル人材の育成に関するアンケート」調査結果、経済広報センター
◇http://www.kkc.or.jp/society/network/nwt_57.pdf
▼The World's Most Innovative Companies、Forbes
◇http://www.forbes.com/innovative-companies/list/
▼オープンデータがもたらす未来、DIGITAL GOVERNMENT & FINANCIAL TOPIC
S、2014/01/16
◇http://e-public.nttdata.co.jp/topics_detail2/contents_type=2&id=1016
▼起業家を育てるのは起業家だ ~スタートアップ・ブースター 鎌田富久氏に聞く、
WEDGE Infinity、2014年01月22日
◇http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3530
▼科学技術未来戦略ワークショップ報告書 共通利用可能な分野横断リスク関連
知識プラットフォームと利用体制、科学技術振興機構研究開発戦略センター シス
テム科学ユニット、平成26年1月
◇http://www.jst.go.jp/crds/pdf/2013/WR/CRDS-FY2013-WR-10.pdf
▼世界が絶賛!万能細胞を30分で作る方法、日本の理研発、GIZMODO,2013.1.30
◇http://www.gizmodo.jp/2014/01/30_16.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【6.つぶやき(編集後記に代えて)】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
元陸軍少尉の小野田寛郎氏が亡くなった(91歳)。戦後29年たって、任務解除命令
を受けて姿を現した時の背筋をぴんと伸ばした姿が鮮明に記憶に残っている。将校
としての教育を受けた人間の凛とした挙動であった。日本人の魂を見る思いであっ
た。一方で、組織と個人の思いのギャップを感じた。昨今の社会の挙動はそうした組
織と個人の思いのギャップがさらに拡大しているのではなかろうか。気になる。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本メルマガは、編集発行人の芝原靖典、及び日本専門家活動協会理事並びに事務
局の(株)FellowLink役員がご縁を頂いた方々や、配信申込を頂いた方々にお送りさ
せていただいています。
本メルマガの配信不要の方は、下記の【連絡先】宛にご連絡下さい。
本メルマガは転送自由です。お知り合いの方にご案内ください。
本メルマガに掲載して欲しい情報(各種案内、活動紹介等)、
本メルマガの内容に関する意見、質問、相談、提案、
等があれば、下記の【連絡先】宛にご連絡下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼編集発行人:芝原 靖典
▼連 絡 先:E-mail:info@fellowlink.jp
▼日本専門家活動協会[事務局:(株)FellowLink]の総合案内
◇http://japa-fellowlink.wix.com/general-guide
▼ちょっとしたお手伝いから本格的支援まで 「専門家サービス3.0」
◇http://japa-fellowlink.wix.com/pro-services3
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Copyright(C)2013 日本専門家活動協会[事務局:(株)FellowLink]