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FellowLink倶楽部 2014/01/01 #6


明けましておめでとうございます。芝原靖典です。

風雲急を告げるやもしれない新年となりました。

FelloeLink倶楽部 #6 [毎月1日発行] をお届けします。

ご笑覧頂ければ幸甚に存じます。

本年もよろしくお願い致します。

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◆◇◆ FellowLink 倶楽部 2014年1月1日 #6 ◆◇◆

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INDEX------------------------------

1.コラム:時代のゆらぎとリスク

2.お知らせ・案内・専門家活動紹介

3.Blog:LCP(Life Continuity Planning 人生継続計画)

  ~自分史、終活・エンディングノートを超えて~

4.役立つサイトの紹介

5.関連News & Topics

6.つぶやき(編集後記に代えて)

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【1.コラム:時代のゆらぎとリスク】

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​新年にあたり、今年は一体どういう年になるのか、「沈思黙考」してみました。最

近、「沈思黙考」という言葉自体、世の中では忘れられていますが。

最近の各方面の動きを見ていると、「ゆらぎ」を感じます。既存の枠組み・仕組み

(社会のシステム)と現実との間のギャップが大きくなると、そのギャップを埋め

るべく動きが生じます。一方で、「先祖還り」のような動きも起こります。今はまさ

にそうしたゆらぎの過程にあり、新たな枠組み・仕組みに向けて、きしむ音が聞

こえてきます。

このきしむ音こそがイノベーションの励起の音かもしれません。その根底には

リスクに対する心構えが問われています。以下に、そうした観点から、期待を込

めて列記してみました。

◎安全か、リスクか

「安全」と言い続ける限り、想定外の「リスク」への対処はできません。きちんと「

リスク」を認識してこその「安全」であり、「安心」です。そこにはリスクに関する事

実データの公開・共有が不可欠です。事実データに基づく合理的・科学的なリス

クマネジメントが日本社会に定着することを期待したいものです。

◎集中か、分散か

リスクマネジメント上の観点から、気になるのが、東京一極集中のリスクです。

東日本大震災で自律分散型ネットワーク構造の重要性が認識されたにも関わら

ず、国際都市競争や「2020 TOKYO」もあり、いつの間にか再びディファクト的に

東京一極集中が加速しています。生活価値観、事業環境等の変化に基づくディ

ファクト的な分散化が進むことを期待したいものです。

◎コンプライアンスか、リスクテイクか

従来の枠組み・仕組みを守るだけの意味のコンプライアンスを超えて、新たなチ

ャンスに向けてリスクテイクしていけるかが問われています。リスクテイクしてい

くには覚悟が必要ですが、リスクテイクを積み重ねて確固たる覚悟を持った人間

が土俵に登れるか、陽の目をみるか、日本社会の今後が左右されます。リスク

テイクしていく人や企業をリスペクトし、支援する風土、仕組みが日本社会に根

付くことを期待したいものです。

◎組織か、個人か

クラウド環境の進展が組織を超えた個人のパワー化を押し進めています。従来

だと、大きな組織でなければできなかったことが、個人レベルでもできるようにな

りました。

 ・企画・プロデュース型製造、3D等による超カスタマイズ製造

 ・メディア化・ソーシャル化(twitter、Blog、SNS等)

 ・クラウドベースの資金調達や仕事の受発注

   (クラウドソーシング、クラウドファンディング等)

加えて、雇用の流動化(非正規雇用を含む)が進みつつあります。

組織をベースとした枠組み・仕組みではなく、個人の人生計画をベースとした枠

組み・仕組みづくりが不可欠となっています。個人が自らの判断でリスクテイクし

て生きていける社会の仕組み(ソーシャル・セーフティネットを含む)を期待した

いものです。

<関連資料>

▼2014 年に注目するイノベーションと技術の動向、三井物産戦略研究所

新事業開発部、Dec. 2013

 ◇http://mitsui.mgssi.com/issues/report/r1312jtm.pdf

▼ソーシャル時代がもたらす、新たな「力」の源泉、ニロファー・マーチャント ス

タンフォード大学講師、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー、2013年12月2

4日

 ◇http://www.dhbr.net/articles/-/2313

▼世界のエグゼクティブ層が描く未来を知る――「グローバル経営層スタディー

」徹底解剖、∞ mugendai

 ◇http://www.mugendai-web.jp/archives/564

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【2.お知らせ・案内・専門家活動紹介】

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▼特定非営利活動法人ふるさとテレビが、【第8回お国自慢ふるさとコンクール】

の俳句・写真の作品を募集しています。応募締切は2014年1月7日(火)です。

詳細は下記URLにアクセスしてご確認ください。

 ◇http://www.furusatotv.jp/contest08/info.html

★本コーナーでお知らせあるいはご案内したいことがございましたら、下記宛に

ご連絡下さい。

 ◇E-mai:info@fellowlink.jp  

▼今月の専門家紹介は、当協会のまちづくり担当理事の「篠原 康明氏(専門分

野:まちづくり )」です。篠原 康明氏のプロフィールは下記サイトに登録(ニック

ネーム:mati)されていますのでご覧ください。

 ◇専門家プロフィール登録サイト http://www.fellowlink.jp/

まちづくりに想う [篠原 康明(しのはら やすあき)]   

「まちづくり」には明確なる定義がなく、都市開発あるいは地域社会の活性化な

ど、時代やその人の関わり方如何で、様々な捉え方がされているのが実態では

なかろうか。

国にとっての国力向上、自治体や地域社会にとっての税収増加、雇用創出、産

業活性化、中心市街地活性化、住民にとっての利便性やコミュニティ形成等、様

々なニーズがあると思うが、私は、人を育む器づくりこそが、まちづくりの原点で

あると考えている。新たなまちづくりであれ、まちの再生であれである。

21世紀の都市というと兎角、先進情報機器等で装備されたメカニカルな都市を

イメージしがちであるが、我々が真に追求すべき都市はこのようなものではない

はずである。

最近の傾向として、舞台の作り(利便性の追求)に目を奪われ、主役の動き(人間

性の追求)を見失いかけているような印象を禁じえない。「人間を育み、安らぎと

明日への活力を与えてくれるような都市」こそ、我々が真に求めるまちの姿と考

えている。

こうしたまちづくりを進めるためには、我々一人一人が、子孫に残すべき都市・ま

ちの在り方に強い関心を持ち、知恵と力を惜しみなく提供できるような環境作り

が不可欠と考えている。オーバーな表現になるかもしれないが、歴史に評価され

るような、あるいは子孫に自信を持って引き継げるまちづくりこそが、本来のまち

づくりと考えているが如何であろうか。

まちづくりは、子供の教育と相通ずる所があるように感じている。子供の人格形

成は、その後の学校教育や社会教育によるところが大であるが、まちづくりも然

りである。理想的なまちづくりには、行政や住民等がまちづくりの期待像を共有し

、連携してそのまちを育てて行こうという姿勢が不可欠であり、その姿勢が、子

孫から評価されるまちづくりへと繋がって行くものと信じている。

私は仲間と共に、秋葉原駅前再開発構想を提言し、その後も東京都等の行政

機関と連携して事業化を支援させて頂いた。提言の背景には、「我が国の優秀

な人達が、米国のシリコンバレー等に出かけて夢を追いかけている姿を見るに

つけ、こうしたチャレンジ精神を持った人達が秋葉原に集まり創造的活動をしてく

れたら、そして更には、彼らがつくば学園都市や丸の内で働く人達との交流を梃

子にして、海外へと事業展開して行ってくれたら」との思いがあり、「ニュービジネ

スクリエイティブタウン」構想として行政に提言させて頂いた。その後、関係者と

の素晴らしい出会いに恵まれ、極めて短期間で事業化は進み施設は整備され

たが、期待像の実現にはまだ多くの時間を要するようである。

こうした形で新たに歴史を刻み始めた再生秋葉原が、当地に愛着を感じておら

れる人達によって、世界から注目されるようなクリエイティブなまちに育て上げて

行ってもらえたら素晴らしいまちになると期待している。

日本専門家活動協会(Japa)での活動等を通じ、私もこうした理念に基づいたま

ちづくり(人を育む器づくり)に今後も寄与して行けたら幸いと願っている。

★上記の専門家活動紹介に関する感想、意見はFacebookのFellowLink公式ペ

ージに投稿をお願いします。

 ◇https://www.facebook.com/fellowlink.office

★本コーナーでご紹介したい専門家、専門家団体(自薦・他薦を問わず)を下記

宛にご推薦下さい。

 ◇E-mai:info@fellowlink.jp

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【3.Blog:LCP(Life Continuity Planning 人生継続計画)

~自分史、終活・エンディングノートを超えて~】

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昨年の年末に自宅に保存していた30年来の紙ベースのストックをすべて整理・

処分した。処分した本の一部(段ボール箱20箱)はBOOK・OFFに買取に来てもら

ったが、買取対象はわずか5箱相当分の250点(残りの15箱はゼロ円査定)で買

取総額は5,235円でした。知の結晶(本)に対する何とも言えない市場評価を味

わいました。

詳細は下記サイト<仕組みの群像>にて、ご笑覧ください。

▼LCP(Life Continuity Planning 人生継続計画)

  ~自分史、終活・エンディングノートを超えて~

 ◇http://www.tc-platform.com/blog/

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【4.役立つサイトの紹介】

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今号の紹介サイトは次のサイトです。

▼総務省統計局

 ◇http://www.stat.go.jp/index.htm

▼データカタログサイト試行版(2013年12月20日公開)

 ◇http://www.data.go.jp/index.php?action=pages_view_main

昔はそれなりの場所に行かなければ手にできなかった各種の膨大な統計資料、

行政資料が、いまやこれらのサイトで見ることができます。Excel、CSV、HTML

等のデータとして入手できるものもあり、自分で分析処理もできます。表層的な

世評や他者の分析結果に頼ることなく、時にはこのサイトにある事実データにア

クセスして自分の目で確認・分析して欲しいものです。そのすべては税金でつく

った統計資料であり、秘密情報ではありません。

★本コーナーで紹介するのに相応しいサイトをご存知でしたら下記宛にご連絡く

ださい。

 ◇E-mai:info@fellowlink.jp

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【5.関連News & Topics】

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▼イノベーションを生む「二刀流組織」 創造性を硬直化させない開発体制をつく

る(最終回)、柴田 友厚=東北大学大学院 経済学研究科 教授、Tech-On!、20

13/12/02

 ◇http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20131106/314421/?ref=ML

▼国際学力調査で上海トップ アジアが上位を独占、CNN.co.jp、2013.12.04

 ◇http://www.cnn.co.jp/world/35040902.html?ref=rss

▼革新的、革命的な「LED電球」現る 「Philips hue」は照明業界に変革を起こす

のか?、安蔵 靖志、、日経ビジネスONLINE、2013年12月9日

 ◇http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20131205/256785/?n_cid=nbp

nbo_mlp&rt=nocnt

▼平成24年度 大学等における産学連携等実施状況について、文部科学省、平

成25年12月13日

 ◇http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20131213/257058/?n_cid=

nbpnbo_mlt&rt=nocnt

▼大英図書館が100万点以上の画像を公開、無料で利用可能に、media pub、2

013年12月15日

 ◇http://zen.seesaa.net/article/382706977.html

▼「日本企業がグローバル化できない本当の理由って何ですか?」、日経ビジ

ネスONLINE、2013年12月16日

 ◇http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20131213/257058/?n_cid=

nbpnbo_mlt&rt=nocnt

▼日本企業よ、世界を目指せ--グローバリゼーションの3つの利点、江口晋太

朗、CInet、2013/12/16

 ◇http://japan.cnet.com/news/business/35041372/

▼日本の製造業に生じた構造変化、伊藤忠経済研究所、Dec 16, 2013

 ◇http://www.itochu.co.jp/ja/business/economic_monitor/files/20131216_20

13-211_J_Manufacturing.pdf

▼平成25年科学技術研究調査結果、総務省、平成25年12月18日

 ◇http://www.stat.go.jp/data/kagaku/kekka/youyaku/pdf/25youyak.pdf

▼我が国の国家公務員制度 ―これまでの展開及び今後の課題―、国立国会

図書館 調査及び立法考査局、レファレンス 平成25年 12 月号

 ◇http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8392374_po_075502.pdf?content

No=1

▼世界で最も国際人材の競争力が高い国は? INSEAD(インシアド)の国際人

材競争力指数ランキング、ランキング・マニアックス、2013年12月24日

 ◇http://ranking.quest-seek.com/economy/2013-11-26-gtci-2013.html

(参考)▼グローバル・イノベーション・インデックス2013年度版のリリース:スイ

スは最も技術革新力がある国として首位を維持、米国が5位に浮上 -地域的な

ダイナミクスがグローバルなイノベーションの格差を克服するカギ、、WIPO、201

3年7月1日

 ◇http://www.wipo.int/about-wipo/ja/offices/japan/news/2013/news_0038.

html

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【6.つぶやき(編集後記に代えて)】

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たまたま、「日本最後の侍たち 江戸後期から明治の時代に撮影された武芸者

たちの写真いろいろ」という記事を見つけ、そこに掲載されている写真を見た。当

時の時代の空気を感じる貴重な写真である。今年は激動の時代の幕開けかもし

れない。あちこちで従来の仕組みがきしむ音がしている。いまこそ、凛として覚悟

を持って生きる様を示したいものである。

 ◇http://dailynewsagency.com/2013/12/16/samurai-japan-wg8/

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