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FellowLink 倶楽部 2013/08/01 #1 創刊のご案内


おはようございます。芝原靖典です。

この度、「専門家・知」、「産学連携・イノベーション」、「仕組み」等に関する

情報、提案をお届けする「FellowLink倶楽部」を発行することにしました。

本mailがその創刊号でございます。ご笑覧頂ければ幸甚に存じます。

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◆◇◆ FellowLink 倶楽部 2013/8/1 #1(創刊号) ◆◇◆

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INDEX---------------------------

1.FellowLink倶楽部 創刊にあたって

2.お知らせ・案内・専門家活動紹介

3.Blog:日本の製造業現場力の構造的劣化の恐れにどう対処するか

4.関連News & Topics

5.つぶやき(編集後記に代えて)

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【1.FellowLink倶楽部 創刊にあたって】

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わが国は経済的低成長に転じ、総人口減少に転じ、超高齢社会に転じ、

社会全体としてのリスクテイク力が低下し、ダイナミズムが低下してきてい

ます。そこに、東日本大震災・福島第一原発事故が発生し、被災地の復

興は途上にあり、福島第一原発はいまだ事故の実態・影響把握、原因究

明、事故収束に至っていません。

一方で、市場(マーケット)のボリュームゾーンは、欧米からアジア・アフリ

カへシフトしています。当然ながら、従来とは異なるマーケティング、プライ

シングが必要とされ、それがイノバティブナなビジネスモデルの発信源と

なっています。

さらに、IT技術・サービス環境の進展は凄まじく、グローバルレベルでのク

ラウド環境を利用したコミュニケーション&ビジネスモデルが勃興していま

す。ローカライゼーションは、いまやグローバルサイトのトランスレーション 

(現地語化)しか必要とされない状況さえ一部で現出しています。

明らかに、わが国自身が自らイノベーションし、ダイナミズムの流れの中で

のプレイヤーにならなければ、今後の未来は考えにくいのではないでしょ

うか。

イノベーションやダイナミズムの源泉は、「知」(学問知、実践知、経験知)

であり、そしてそれを生み出し体現する「専門家」(実務、アカデミア)では

ないでしょうか。しかし、わが国の現状は、「専門家・知」へのリスペクトが

あまり感じられません。福島第一原発事故以来の一部関係専門家の言

動がそれに輪をかけたことは否めません。しかし、本質的に専門家・知は

リスペクトされるべきで、それに値する専門家・知は存在します。

また、長らく「産学連携・イノベーション」が謳われ、多くの施策がなされて

きましたが、イノベーションの勃興という状況には至っていません。極めて

限定的です。イノベーションは、カオスの縁的な領域・プレイヤー(群)がリ

スクテイクしてはじめてなしえるのではないでしょうか。

こうして見てきた時、戦中・戦後以来の仕組みと現在の実態と動向との間

のギャップが大きくなっていると言わざるを得ません。過去のしがらみにと

らわれず、イノベーションを生み出し、ダイナミズムを生み出す「仕組み」に

ついて問い直す必要があるのではないでしょうか。

いまこそ、「疾風に勁草を知る」です。そうした視点で、勁草たる専門家・

知、イノベーション、仕組みに光をあて、わが国にダイナミズムを惹起する一

助になればとの思いで、「FellowLink 倶楽部」を発刊することにしました。

毎月1日発行を企図しています。

ご支援ご協力の程よろしくお願い致します。

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【2.お知らせ・案内・専門家活動紹介】

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▼2013年6月20日「FellowLink・イノベーション創発交流会」を多様な分野

の専門家の出席を得て、上野・東天紅にて開催しました。写真をFaceboo

kのFellowLink公式ページにアップしていますのでご覧下さい。

 ◇https://www.facebook.com/fellowlink.office

▼今月の専門家紹介は「松田宏氏(専門分野:航空交通管制)」です。

ご自身による紹介を寄稿頂きましたの以下に掲載いたします。

松田宏氏のプロフィールは下記サイトに登録(ニックネーム:Hiroshi)され

ていますのでご覧ください。

 ◇専門家プロフィール登録サイト”FellowLink”

   http://www.fellowlink.jp/

航空交通管制の世界[松田 宏(まつだ ひろし)]

航空交通管制(航空管制)とは、航空機が空中で相互に衝突しないよう、

また、飛行場や周辺で障害物と衝突しないよう、飛行の承認や指示、命

令をする空の交通整理です。交通量の多い空港の管制塔とレーダー室、

航空路管制センター(札幌、東京、福岡、那覇)、航空交通管理センター(

福岡)で行われています。他に飛行情報、航空通信、航空気象、救難捜

索を加えて航空交通業務と呼ばれています。

対象範囲は、空港の駐機場や誘導路、滑走路と管制塔から目視可能な

半径約10kmの空域、空港レーダーに映る半径約100kmのターミナル空域

、航空路に分けられ、宇宙空間は含まれません。日本では、米軍や自衛

隊の飛行場、軍用訓練空域を除き、国土交通省航空局が業務を行ってい

ますが、海外では民営化が進んでいます。

業務の方式や基準は国際民間航空条約の付属書で規定されており、公

海上を含む空域を各加盟国が飛行情報区に分けて分担しています。日本

が管轄する福岡飛行情報区に隣接するのはアンカレッジ、オークランド、

マニラ、タイペイ、シャンハイ、インチョン、ピョンヤン、ハバロフスク、ユジノ

サハリンスク、ペトロカムチャッキ飛行情報区です。

航空管制では、航空機間に高度、時間、距離の間隔(管制間隔)を設定

することにより、互いに衝突しないようにしています。必要に応じてレーダ

ー誘導も行いますが、通常はできるだけ提出された飛行計画に沿った経

路と高度を指定します。航空機との通信は、太平洋上では衛星経由のデ

ジタル通信が中心ですが、国内空域ではまだ音声通信です。

空港では航空機の位置を管制塔からの目視で、空港周辺では空港監視

レーダーで、国内の航空路では航空路監視レーダーで把握していますが

、太平洋上ではGPS情報を人工衛星経由でデータリンクする方式が中心

です。

私は元航空管制官で、航空管制システム開発、新管制方式の研究などを

してきました。ここ数年は、高度計の誤差による航空機どうしの空中衝突

リスクを統計的に検証する空域安全性監視の仕事をしています。また、航

空機の飛行高度を地上から精密に測定する装置の技術支援も行ってい

ます。関心のある方は私が管理運営を担当している次のサイトをご覧くださ

い。 

 ◇http://www.jasma.jp

他に、分野の異なる専門家が出会うことで互いに啓発され、知的な発見を

していただくための場、異分野交流サロンを月1度、開催しています。

★上記の専門家活動紹介に関する感想、意見はFacebookのFellowLink

公式ページに投稿をお願いします。

 ◇https://www.facebook.com/fellowlink.office

★本コーナーでご紹介したい専門家(自薦・他薦を問わず)を下記宛にご

推薦下さい。

 ◇E-mai:info@fellowlink.co.jp

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【3.Blog:日本の製造業現場力の構造的劣化の恐れにどう対処するか】

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編集発行人が、元大手製造業の品質管理の専門家(マスター・ブラックベ

ルト)との協議を通じて感じたことを「日本の製造業現場力の構造的劣化

の恐れにどう対処するか」(2013/07/07付け)と題して、その課題の所在

と対応策としての仕組みを提案させて頂きました。

下記サイトにて、ご笑覧ください。

 ◇仕組みの群像 http://www.tc-platform.com/blog/archives/998

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【4.関連News & Topics】

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▼競争とイノベーション:日本産業における逆U字の関係性、八木 迪幸 (

東北大学)、独立法人経済産業研究所、2013/07

 ◇http://www.rieti.go.jp/jp/publications/nts/13e062.html?stylesheet

=print

▼世界から「特別扱い」される人が育つ仕組み スタンフォードでは、仕組

みを作って合理的に褒める(後編)、児島武二、東洋経済ONLINE、2013/

07/12

 ◇http://toyokeizai.net/articles/-/14594

▼なぜ昔の製造業の現場は力があったのか、遅澤秀一、ニッセイ基礎研

究所、2013/07/17

 ◇http://www.nli-research.co.jp/report/researchers_eye/2013/eye1

30717.pdf

▼ハイデルベルクの測定誤差と擾乱に関する不確定性関係の破れの実

験的検証に成功、東北大学・名古屋大学、2013/07/17

 ◇chrome-extension://hehijbfgiekmjfkfjpbkbammjbdenadd/iecontaine

r.html#url=http%3A%2F%2Fwww.tohoku.ac.jp%2Fjapanese%2Fnewimg%2F

pressimg%2Ftohokuuniv-press_20130717_01.pdf

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【5.つぶやき(編集後記に代えて)】

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創刊号の発刊に向けて、関連ニュースとトピックスの蒐集をしていたが、

技術系の専門家・知、イノベーション、仕組み等に関する情報発信・流通

の少なさを改めて認識した。科学技術立国を目指しているなら、もっと発

信があってもいいのだが。本「FellowLink倶楽部」では積極的に技術系の

「勁草」に光を当ててみたい。

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に事務局の(株)FellowLinkの役職員がご縁を頂いた方々や、配信申込を

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