top of page

FellowLink 倶楽部 2018年9月1日 #62


なお暑いながらも、雲や風になんとなく秋を感じる季節になりました。 FellowLink倶楽部[毎月1日発行]をお届けします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆◇◆ FellowLink 倶楽部 2018年9月1日 #62 ◆◇◆ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ INDEX ----------------------------------- 1.コラム:阿波踊り騒動 2.ブログ:東京国立博物館で「縄文展」を観る 3.お知らせ・案内・活動紹介 4.関連News & Topics 5.つぶやき(編集後記に代えて) --------------------------------------- 本月刊メルマガ「FellowLink倶楽部」は、知・データ・歴史、イノベーション、社会シ ステム、地方創生等に関する編集発行人(芝原靖典:Japa日本専門家活動協会 代表理 事)によるキュレーションメルマガです。 ▼Japa日本専門家活動協会のHP http://www.japa.fellowlink.jp/ 転送・転載はご自由です。メルマガのバックナンバーは下記でご覧頂けます。 ▼http://japa-fellowlink.wixsite.com/general-guide/blank ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【1.コラム:阿波踊り騒動】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ふるさとで「阿波踊り騒動」が起きています。小さいときから吉野川中流域の田舎町の 街角や河川敷で踊り、大学時代は「土木・建設工学科連」で鳴り物(大太鼓)を叩いて 過ごした者として、何をしているんだろうという思いです。 阿波踊りはそもそも徳島県内各地でお盆の時に踊るもので、今回の騒動は徳島市で行わ れている阿波踊りです。徳島市の阿波踊りが徳島県全体の阿波踊りと思われていますが そうではありません。踊りのグループである「連」も、「総踊り」に出られるような踊 りが上手で、鳴り物やゆかたが立派な有名連(ある意味でプロ)だけでなく、県内各地 からの地元連、企業連、大学連があります。見物客が参加してつくる「にわか連」もあ ります。有名連が所属する協会も3つあり、今回の騒動で話題になっているのは「阿波 おどり振興協会」です。 桟敷も、有料桟敷ばかりではなく、無料桟敷もあります。桟敷がない通り、広場、交差 点等でも交通規制されているエリア内(徳島市内の中心市街地ほぼ全域)ではどこでも 踊れます。連の中には、あえて桟敷で踊らず、こうしたところでメインに踊る連もあり ます。今回、中止された総踊りを有料桟敷外で決行したと報道されていれますが、そも そも、有料桟敷が必要かも疑問です。広域に交通規制されたエリアの中で、有名連も含 めて自由に踊り、それをまた自由に見たり踊りに参加したりするのが本来の阿波踊りの 姿ではなかろうかと思う次第です。 ▼阿波踊り完全ガイド  http://www.awaodori-guide.com/index.html 今回の騒動は、表面的には総踊りの中止・決行という事象ですが、その本質は4日間で 100万人超の集客を誇る一大イベント「阿波踊り」のそもそものマネジメント、マーケ ティングの在り方に問題があります。徳島市の阿波踊りの主催者は徳島市観光協会と徳 島新聞社でしたが、今年は累積赤字のあった観光協会を徳島市が清算(破産申請)させ 新たに阿波踊り実行委員会(委員長:徳島市長)が主催者として組織され、昨年までは 1箇所の有料桟敷で実施されていた総踊りの集客力を全4箇所の有料桟敷に分散さすこと で、平均化を図ったようですが、いかにも行政的思考です。 そもそも赤字の累積に手をこまねいていた観光協会の構成員は何をしていたのでしょう か、観光協会を監査していたはずの徳島市はこれまで何をしてきたのでしょうか、観光 協会とともに主催者であった徳島新聞社は何をしてきたのでしょうか。阿波おどり振興 協会は9月24日に総踊りを公園で実施するとのことですが、9月に阿波踊りをすることの 意味は何なのでしょうか。 ▼「阿波おどり」人出が過去最低、運営巡る対立の背景は、DIAMOND online   https://diamond.jp/articles/-/177744 ▼騒動がなくても阿波踊りの観光客は減少した、根深くて単純な理由?、ITmedia   http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1808/21/news044.html 一連の騒動を見ていると、「阿波踊り」という「リオのカーニバル」に匹敵するとされ るせっかくの伝統・文化の価値を活かし切れず、かえってせっかく築いてきたブランド を毀損しているとしか思えません。地方創生のエンジン役ともなり得る阿波踊りを活か すべく、原点に立ち返って智恵を絞って欲しいものです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【2.ブログ:東京国立博物館で「縄文展」を観る ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 阿波踊りは400年の歴史と云われていますが、「縄文」の世界は1万年。特別展「縄文- 1万年の美の鼓動」(縄文展)を観に行きました。教科書で見た土器や土偶をはじめ、 縄文時代の美の歴史に触れ、1万年も続いた持続的な社会(エコシステム)に思いを馳 せつつ、ブログをしたためました。ご一読頂ければ幸甚です。 ▼仕組みの群像:東京国立博物館で「縄文」展を観る  http://shikumi-gunzo.hatenablog.com/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【3.お知らせ・案内・活動紹介】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ▼当協会主催、青山学院Hicon協賛の問題提起・課題解決型の「第2回 Japaフォーラム  ~地方創生の課題その2 産学官の視点から~」を開催します。 詳細は下記にアクセスしてご確認下さい。   第2回Japaフォーラムのご案内  https://goo.gl/1r6g6B なお、「第1回 Japaフォーラム ~地方創生の課題~」において、論点提起者が使用 した資料(抜粋)をホームページにアップしています。ご参照下さい。   JapaーHP>Japaフォーラム    https://www.japa.fellowlink.jp/japa  ▼当協会は、随時、下記の募集を行っています。ご連絡、お問い合わせは本mailに返信 頂くか、下記のフォームよりお願い致します。  https://www.japa.fellowlink.jp/blank-1  1.特別会員(連携団体等)     専門家団体や専門的企業等と連携・協業による各種事業活動を積極的に進めて    いきたいと考えています。  2.正会員(専門家個人)     専門家個人として活動したい方、副業をしたい方、独立・退職してフリーラン    ス・自営業・起業等を考えている方あるいはすでにされている方々の活動を支    援するプラットフォームとなるこることをめざしています。    詳細は https://www.japa.fellowlink.jp/about1-c221s をご覧下さい。  3.専門家に関わる各種イベント等の開催案内     Social Collaboration Networkの一環として、本メルマガあるいは当協会のHPの    「イベント情報」ページに、御連絡頂いた開催案内をアップさせて頂きます。  4.当協会HPの「知のアーカイブ」ページへの掲載情報     自薦他薦を問わず、「専門家の知」、「専門家サイト」、「集合知サイト」に    アーカイブをしておくべき、あるいはアーカイブして欲しい資料、サイト等をア    ーカイブして残していきたいと考えています。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【4.関連 News & Topics】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ▼「母はネアンデルタール人、父はデニソワ人」 ロシアで発見の化石 DNA鑑定で、 BBC NEWS、2018年08月23日 https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-45280109 ▼Mum’s a Neanderthal, Dad’s a Denisovan: First discovery of an ancient-human hybrid 、nature、22 AUGUST 2018 https://www.nature.com/articles/d41586-018-06004-0 ▼うつの体験から考えぬいた、平成の反知性主義を克服する方法 『知性は死なない 平成の鬱をこえて』 與那覇潤氏インタビュー、WEDGE Infinity、2018年8月17日 http://wedge.ismedia.jp/articles/-/13686 ▼野依良治の視点 研究費の獲得競争を考える、科学技術振興機構、2018年8月23日 http://www.jst.go.jp/crds/about/director-general-room/column27.html ▼資金循環の日米欧比較、日本銀行調査統計局、2018年8月14日 http://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjhiq.pdf ▼日本の地域別将来推計人口(平成30(2018)年推計)1)―平成27(2015)~57 (2045)年―、人口問題研究(J.ofPopulationProblems)74-2(2018.6)pp.185~194 http://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/data/pdf/18740207.pdf ▼【生態学】熱帯地方での回復不能な生物多様性の減少を避けるために今すぐ行動を、 Nature、2018年7月26日 http://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/12618 ▼「ナレッジが宿ること」と人の価値、野村総合研究所、2018年08月16日 http://fis.nri.co.jp/ja-JP/knowledge/column/2018/20180816.html ▼ICT の新たな潮流に関する調査報告書、株式会社インプレス、平成30年 3 月 平成30年 3 月 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/linkdata/ict_keizai_h30.pdf ▼ICT によるイノベーションと新たなエコノミー形成に関する調査研究報告書、三菱総 合研究所、2018年3月 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/linkdata/h30_02_houkoku.pdf ▼迫りくるオープンバンキングの時代 ~プラットフォーム化する銀行のビジネスモデル 、Strategy& Foresight Vol.16 2018 Summer https://www.strategyand.pwc.com/media/file/SF16_02.pdf ▼「何かがおかしい」地方創生4年目の真実、Net IB News   (1)2018年08月21日  https://www.data-max.co.jp/article/24386   (2)2018年08月22日  https://www.data-max.co.jp/article/24387   (3)2018年08月23日  https://www.data-max.co.jp/article/24425/1/   (4)2018年08月27日  https://www.data-max.co.jp/article/24477/1/ ▼「地方創生」とは何だったか?移動しなくなった日本人が直面する課題、現代ビジネ ス、2018.08.07 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56681 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【5.つぶやき(編集後記に代えて)】 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 夏のお祭りである「高校野球大会(夏の甲子園)」で、金足農業高校が話題になった。 公立の農業高校で、全員地元出身者と云うことで、心配された資金不足も最終的には2 億円を超える寄付金が集まり、余剰金が出るとのこと。「祭り」の資金繰りも多種多様 、いろいろ考えさせられる、・・・。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ -PR- ■QR Translator(QRT)<(株)PIJIN>    スマホやタブレットでQRコードを読み取るだけで、     その使用者に応じた言語(39言語)で説明が表示されたり音声案内されます!    詳細は、下記にお問い合わせください。    https://www.fellowlink.co.jp/contact ■FarQR<Sodyo社>    テレビCM や OOH (Out Of Home:交通広告や屋外広告) で     スマートフォン連携によるリードジェネレーションを実現!      O2O/O2O2O に新たな可能性が拡がります!!    詳しくは下記にアクセスしてご確認ください。    https://www.enterprise-cloudservices.com/farqr ■BlazeMeter<BlazeMeter社>    Apache JMeter100%互換! 負荷テスト クラウドサービス!      すぐにテストができる、インスタント負荷テストプラットフォーム    Webサイト、Webアプリケーション、Webサービス、モバイルアプリケーション      の任意のユーザによるシナリオをシミュレートします。      1,000~100,000の同時ユーザーに対応できます!    詳しくは下記にアクセスしてご確認ください。    http://www.fellowlink.co.jp/blank-1 -PR- ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 最後までお読みいただきありがとうございました。 本メルマガへの掲載希望情報、ご意見、及び広告掲載のお問い合わせ等があれば、下記 の【連絡先】宛にご連絡下さい。 本メルマガは、編集発行人、日本専門家活動協会理事及び事務局の(株)FellowLink 役員がご縁を頂いた方々や、配信申込を頂いた方々にお送りさせていただいています。 アドレス変更や配信不要の方は、下記の【連絡先】にその旨ご連絡をお願い致します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ▼編集発行人:芝原 靖典 ▼連絡先:E-mail:info@japa.fellowlink.co.jp ▼発行元:Japa日本専門家活動協会 http://www.japa.fellowlink.jp/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ Copyright(C)2018 Japa日本専門家活動協会


bottom of page